非公開の検索ワードでネットからダウンロードしたモチーフの表面を透明の球体(セル)で覆い、「PixCell(映像の細胞)」に変換する「BEADS(ビーズ)」。テクスチャーや色は無数のセルの中で解体される。ネットオークションであるサイズ以上の「剥製」を検索すると多数ヒットする「鹿」を素材に、同じ剥製を重ねあわせた「Double(ダブル)」では「もの」を情報として扱う危うさを、「.eXe(エグゼ)」では剥製になる前の毛皮と溶け出したプレーンな情報のボリュームを表現する。
*.eXe(エグゼ)=意味を保ちつつ圧縮されたデータを解凍すること。
PixCell-Double Deer#4 2010
Photo: Nobutada Omote
PixCell-Double Deer#3 2010
Photo: Nobutada Omote