MOTコレクション

竹林之七妍
小さな光
開館30周年記念プレ企画
イケムラレイコ マーク・マンダース  Rising Light/Frozen Moment

東京都現代美術館では、戦後美術を中心に、近代から現代にいたる約5800点の作品を収蔵しています。「MOTコレクション」展では、会期ごとに様々な切り口を設けて収蔵作品を展示し、現代美術の持つ多様な魅力の発信に努めています。

出品リスト
パンフレット
展覧会チラシ(PDF)

-道草のすすめ-「点 音」 and "no zo mi"(PDF)
MOTみつけるMAP(PDF)

竹林之七妍
小さな光

1階では、「竹林之七妍」と題し、新収蔵作品を中心に7人の女性作家に焦点を当てます。「竹林之七妍」とは、当館所蔵の河野通勢の作品名に由来します。そこでは俗世を離れて竹林に集い清談を交わす古代中国の7人の賢者が7人の女性に変えて描かれています。時代や文化といった背景の異なる女性たちが花や鳥に囲まれた明るい光のなかで和やかに集うさまにならい、本展示では、これまで当館で紹介する機会の少なかった女性作家に光を当てることにしました。生誕100年を迎えた間所(芥川)紗織と高木敏子に加え、漆原英子と小林ドンゲ、前本彰子は新収蔵作品を交えて展示します。朝倉摂と福島秀子は既収蔵作品をまとまったかたちでご覧いただきます。
階ではさらに、「小さな光」と題した小企画として、オラファー・エリアソン、山本高之らの作品を紹介します。

  • 前本彰子《深海のアネモネ(Sea anemone)ーEAT UP THE HEAVEN!》1992
    撮影:末正真礼生 画像提供:コバヤシ画廊

  • オラファー・エリアソン《人間を超えたレゾネーター》2019
    Photo: Kazuo Fukunaga © Olafur Eliasson

開館30周年記念プレ企画
イケムラレイコ マーク・マンダース  Rising Light/Frozen Moment

3階では、当館の開館30周年を記念し、イケムラレイコ、マーク・マンダースの特別展示を含む「開館30周年記念プレ企画 イケムラレイコ マーク・マンダース Rising Light / Frozen Moment」を開催します。わき立つ色彩とイメージによって、この世に存在するものの生成と変化の諸相をあらわすイケムラの作品群、そして、静止した瞬間を捉えるマーク・マンダースの張り詰めた空間、それぞれをコレクション以外の作品も交え、特別に構成します。駒井哲郎らの版画作品、ロバート・ライマンやアグネス・マーティンなどの絵画作品とあわせて、ぜひご堪能ください。

  • イケムラレイコ《Kitsune》2021 Photo: Ichiro Otani

  • マーク・マンダース《椅子の上の乾いた像》2011-15 Photo: Ichiro Otani

1階は、前会期の展示を一部のみ展示替えして継続しています。
*開催内容は、都合により変更になる場合がございます。予めご了承ください。

出品予定作家

朝倉摂、イケムラレイコ、漆原英子、恩地孝四郎、北代省三、河野通勢、小林ドンゲ、駒井哲郎、高木敏子、浜田知明、福島秀子、前本彰子、間所(芥川)紗織、山本高之、オラファー・エリアソン、ドナルド・ジャッド、マーク・マンダース、アグネス・マーティン、ロバート・ライマンほか

展覧会のみどころ

  • 1階の「竹林之七妍」では、7人の女性作家に焦点を当てて、新収蔵作品を中心に展示
    河野通勢の作品《竹林之七妍》から着想を得て、これまで当館で紹介する機会の少なかった7人の女性作家をご紹介します。生誕100年を迎えた、高木敏子(1924-1987)のファイバー・ワークと間所(芥川)紗織(1924-1966)の染色による作品、漆原英子(1929-2002)のコラージュ的な手法による作品や小林ドンゲ(1926-2022)の銅版画、前本彰子(1957-)のインスタレーションはいずれも新収蔵作品として初めて展示をします。また、福島秀子(1927-1997)と没後10年となる朝倉摂(1922-2014)は既収蔵作品をまとまったかたちでご紹介します。
  • 高木敏子《綴織壁掛 貌》1963

  • 漆原英子《守護神たち》1979-1982

  • 間所(芥川)紗織《イザナギノミコトの国造り》1955

  • 福島秀子《作品》1958

  • 小林ドンゲ《沼の花》1958

  • 朝倉摂[不詳]n.d.

  • 前本彰子《パンドラの箱のなかで》2002
    Photo: Masaru Yanagiba

  • 1階の「小さな光」では、近年収蔵したオラファー・エリアソン作品や、コレクション展初展示となる山本高之の映像作品を、北代省三作品とともに展示
    小企画として、未知なる存在や事象に対する探究心を原動力に、実験や遊び、ユーモアを交えながら、世界の見方を更新しようと試みる3人の作家―北代省三(1921-2001)、オラファー・エリアソン(1967-)、山本高之(1974-)―を紹介します。

山本高之《Dark Energy: Tottori》2013

  • 開館30周年記念プレ企画として、イケムラレイコ、マーク・マンダースの作品を特別展示
    2025318日に迎える開館30周年を記念し、コレクション展示室3階では、新規に収蔵作家となったイケムラレイコ、および、2020年の個展の際には来日が叶わなかったマーク・マンダース、両者の特別展示を含む「開館30周年記念プレ企画 イケムラレイコ マーク・マンダース Rising Light / Frozen Moment」を開催します。いずれも作家のディレクションのもと、コレクション以外の作品も交えて広い展示空間を特別に構成します。なお、近年収蔵されたイケムラレイコの絵画とガラス彫刻はコレクション展で初展示となります。今回限りの必見のインスタレーションをお楽しみください。
  • イケムラレイコ《Rising Light》2022

基本情報

会期

2024年1214()2025330()

休館日

月曜日(1月13日、2月24日は開館)、12月28日~11日、1月14日、2月25日

開館時間

10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)

観覧料

一般500 / 大学生・専門学校生 400 / 高校生・65歳以上 250 / 中学生以下無料

企画展坂本龍一 | 音を視る 時を聴く」、「MOTアニュアル2024 こうふくのしまのチケットでMOTコレクションもご覧いただけます。
※ 小学生以下のお客様は保護者の同伴が必要です。
※ 身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料です。
※ 毎月第3水曜(シルバーデー)は、65歳以上の方は無料です。(チケットカウンターで年齢を証明できるものを提示)
※ 家族ふれあいの日(毎月第3土曜と翌日曜)は、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住を証明できるものを提示/2名まで)の観覧料が半額になります。
※2025年1月2日(木)・3日(金)はお正月開館につき、MOTコレクション展の観覧料が無料です。

学生無料デー Supported by Bloomberg
2月1日(土)・ 2日(日)の2日間、中高生・専門学校生・大学生は無料です。(チケットカウンターで学生証を提示)

Welcome Youth 2025
3月1日(土) ~3月30日(日)の期間、18歳以下(2006年4月2日以降生まれの方)は無料です。(年齢を確認できる証明書を提示)

会場

東京都現代美術館 コレクション展示室

主催

東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館

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