TOKYO ART BOOK FAIR 2024
11月28日(木)から12月1日(日)の4日間にわたり、東京都現代美術館にて第14回TOKYO ART BOOK FAIR(以下、TABF)を開催いたします。国内外から約300組の出版社、ギャラリー、アーティストが一堂に集まり、アートブックやZINEの魅力を来場者に向けて直接伝えます。
ひとつの国や地域に焦点を当て出版文化を紹介する企画「ゲストカントリー」第8弾では、ドイツを特集いたします。日本でも高い人気を博すアーティストのステファン・マルクスやベルリンのアートブックフェア「MISS READ」、老舗出版社「Verlag der Buchhandlung Walther und Franz König」、世界一美しい本を作ると謳われる「Steidl」など、ドイツのアート出版を牽引する多様なブックメイカーたちを紐解く展示を開催いたします。そのほかにも前述のマルクスや、「MISS READ」を主宰し、自らもアーティストであるミハリス・ピヒラー、キュレーターの中島点子、書店の「do you read me?!」、クリエイティブエージェンシーの「Studio Yukiko」がキュレーターとなり選書したコーナーでは、現代ドイツのインディペンデント出版シーンを垣間見ていただけるでしょう。
東京都現代美術館で12月21日(土)より開催される展覧会「坂本龍一 | 音を視る 時を聴く」に先駆けた「坂本図書分室」による図書にまつわる展示のほか、New Balance、花椿、BEAMS CULTUART、THREEによるスペシャルブースも登場します。さらに、トークショーやワークショップ、サイン会、ライブパフォーマンス、地域連動企画「ネイバーズ」など多様なプログラムを展開し、全ての参加者の方たちとともに、進化を続けるアートブックの現在地と可能性を探求するプラットフォームを目指します。ぜひアートブックの祭典にお越しください。
基本情報
- 日時
11月28日(木) 12:00-19:00 (最終入場 18:30)
11月29日(金) ~12月1日(日) 11:00-18:00 (最終入場 17:30)- 会場
東京都現代美術館 企画展示室B2F、エントランスホール ほか
- 入場料
一般 1,000円(税込) オンライン事前予約制
※購入には会員登録が必要です。
※チケットの発行手数料に別途165円(税込)がかかります。
※予約のキャンセル・変更は承ることができません。購入の際に必ずご確認ください。
※入館時間枠はお申込みページをご覧ください。滞在時間の制限はありません。
※各枠の定員に限りがあります。お早めにお求めください。
※当日券は1,200円で、若干数ご用意する予定です。
※一部のイベントには別途参加費が必要です。
※小学生以下無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料になります。
チケットのご購入はこちら- 公式サイト
https://tokyoartbookfair.com/
Instagram: @tokyoartbookfair
X: @tabf_info
Facebook: @tokyoartbookfair- 主催等
<展示エリア>
主催:一般社団法人東京アートブックフェア、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
<公募ブースエリア>
主催:一般社団法人東京アートブックフェア
特別協力:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館- 協賛
ニューバランスジャパン 、BEAMS CULTUART 、株式会社 資生堂、THREE、Blackmagic Design、芝パークホテル
- 協力
L.PACK、SIGMA、NORDISK、NORDISK CAMP SUPPLY STORE、OIL MOUNT PRINTERS、Woset、株式会社子どもの文化普及協会、株式会社トーキョーバイク
EXHIBITORS
国内外から約300組の独創的なアートブックを制作する出版社、ギャラリー、アーティストが一堂に集結します。
出展者一覧はこちら
GUEST COUNTRY vol.8 GERMANY
TABFでは、2015年からひとつの国や地域に焦点を当て出版文化を紹介する「Guest Country」という企画を行っています。これまでにスイス、ブラジル、アジア(中国、韓国、台湾、シンガポール)、アメリカ、オランダ、フランス、北欧5カ国(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、アイスランド)を特集しました。
第8回「Guest Country」では、ドイツをフィーチャーいたします。1450年代にグーテンベルク印刷機が誕生し、高い印刷技術や真摯なものづくりを誇る同国は、現代アートの豊かな土壌があり、革新的な表現やカルチャー、多様なコミュニティを寛容に受け入れてきました。TABFでは複数の展示を通して、決して一括りにはできない、多様性に富んだドイツのアート出版の状況を紹介します。
Stefan Marx, Die Hefte
ステファン・マルクスは、ドイツ・ベルリンを拠点に活躍するアーティストです。優れた観察力によって日常生活を切り取ったユーモアのある知的なドローイングや言葉は、本やキャンバス、ビルボード、スケートボード、Tシャツ、レコードカバーなど多様なメディアを介して広く知られ、世界中の人たちを魅了しています。Hatje CantzやNievesを始めとする出版社から定期的にアーティストブックを刊行し、アートブックフェアにも積極的に参加するマルクスは、国際的なインディペンデント出版において重要なアーティストのひとりであることは誰もが認めることでしょう。
ドイツ語で冊子を意味する「Die Hefte」と名付けた本展では、マルクスがこれまでに手がけた約90冊のアーティストブックを一堂に集めて展示し、それらをまとめたZINEもTABFより刊行いたします。また、マルクスとアーティストのリバティ・アドリアンによる共同プロジェクト「Liberty Flower Shop」も展開します。花をモチーフとしたイラストがスクリーン印刷され、花の形に手作業でカットされたものを好きなようにリボンで綴じた、まるでブーケのようなアーティストブックをお楽しみください。
MISS READ, posters & from 2009-2024
年に一回ベルリンで開催される「MISS READ: The Berlin Art Book Fair & Festival」は、2024年には50カ国以上から340を超える出展者を迎え、他に類を見ないほど国際色豊かで多様性に富む、世界最大規模のアートブックフェアとしての地位を確立しました。2009年に創設された「MISS READ」は、コミュニティの構築とアーティストブック、コンセプチュアルな出版物、芸術的・政治的実践としての出版についてなど、さまざまな議論が繰り広げられる開かれた場の創出に力を注いでいます。
「MISS READ」は、毎年異なるアーティストのポスターを制作しています。これまでにポスター制作に参加したアーティストは、アジザ・アーマッド、ナタリー・チェック、マイラ・フラゴソ・ペーニャ、カール・ホルムクヴィスト、オーセ・エグ・ヨルゲンセン、アヒム・レンゲラー、ミハリス・ピヒラー、rakete/エーリック・シュタインブレッヒャー、ジェイ・ラミーエ、シア・リンネ、ローレンス・ウィナーです。本展では、これらのポスターのほか、「MISS READ」が出版界を牽引する人物たちにアートの実践としてインタビューを行った映像や、『Decolonizing Art Book Fairs』、『Publishing Manifestos』などの書籍も展示いたします。また、今回のTABFに合わせて、『Publishing Manifestos』の一部を日本語に翻訳した『Publishing Publishing Manifestos』を刊行する予定です。
Verlag der Buchhandlung Walther und Franz König Archive
Verlag der Buchhandlung Walther und Franz Königはアート、建築、映画、ファッション、写真関連の本を扱う書店を営んでいたヴァルター・ケーニッヒと、兄弟のカスパー・ケーニッヒの二人が1968年に設立した出版社です。現代美術の発展の過程において、その最前線で寄り添ってきたこの出版社は、マルティン・キッペンバーガー、ギルバート&ジョージ、ゲルハルト・リヒター、河原温、ローレンス・ウィナー、ウォルフガング・ティルマンスを始めとする多くのアーティストから厚い信頼を寄せられています。TABFの展示では、過去の貴重なアーカイブから100冊以上の書籍を時系列で展示し、出版社の軌跡とアーティストとの関係性を辿ります。
Steidl Book Culture
ドイツのゲッティンゲンを拠点とする「Steidl」は、1969年の創業以来、ヴィジュアルブックの企画、編集、デザイン、印刷、出版までの工程を自社で行う世界屈指の出版社/印刷会社です。TABFでは、「Steidl」が手がけたビジュアルブック約1,100タイトルを全て集めたサイトスペシフィックな展覧会「Steidl Book Culture, 2006-2023」を開催いたします。ロバート・アダムス、ルイス・ボルツ、ナン・ゴールディン、ロバート・フランク、カール・ラガーフェルド、ダヤニータ・シン、ジョエル・スターンフェルド、ユルゲン・テラー、ジム・ダイン、ロニ・ホーン、エド・ルシェなどの著名なアーティストの書籍を含む本展は、現代におけるブックメイキングの歴史に触れられる貴重な機会となるでしょう。細部にまでこだわり抜き、アーティストのビジョンを忠実に具現化した、持続的で手頃な価格の民主的なアート作品ーーSteidlの「マルチプル」を手に取って五感で体験してください。
また、TABFが2016年に開催したダミーブックアワード「Steidl Book Award Japan」に関連した展示も開催いたします。
「Japan 8 – Steidl Book Award Japan」受賞作品
石塚元太良「Gold Rush Alaska」/小松透「遠い渚」/相模智之「YKTO」/鈴木達朗「Friction / Tokyo Street」/長谷川匠「長谷川匠と世界の著名人」/平野聡「再構築」/森敏明「MBT」/渡部敏哉「あれから Thereafter」 *50音順
協力:SIGMA
Doitsu Art Buchmarkt
ドイツにおける現代のアートブックシーンを紐解く展示「Doitsu Art Buchmarkt」には、アーティストのステファン・マルクス、ベルリンのアートブックフェア「MISS READ」を主宰し、自らもアーティストであるミハリス・ピヒラー、キュレーターの中島点子、クリエイティブエージェンシーの「Studio Yukiko」、書店「do you read me?!」がセレクトしたアートブックやZINEが並びます。それぞれ異なる視点で選ばれたコレクションを通して、ドイツのアートブックの多様な表現に触れていただける機会を創出いたします。
GUEST COUNTRY vol.8 GERMANY キュレータ―
ステファン・マルクス(Stefan Marx)
1979年生まれ。現代アーティスト。音楽やZINE、旅、サブカルチャーから多くの影響を受けており、シンプルでありながらも表現力豊かな線描画や手書きの文字などの作品は、鋭い観察力で私たちの生活をユーモラスに切り取る。アーティストブック文化との関わりも深く、多くのアーティストブックやZINEを出版社から刊行するだけでなく、自費出版も手がけている。コム・デ・ギャルソンやThe Ennoy Professionalなどのファッションブランド、ミュージシャンやレコードレーベルとのコラボレーションも行う。マルクスの作品はギャラリーやアートフェアなどでも展示されており、アート、ポップカルチャー、ユースカルチャーを融合する影響力のある人物。
中島点子
ドイツ生まれ。幼少期をベルリン、ロンドン、東京で過ごし、 英国セントラル・セント・マーチンズを卒業。2021年からキュレーターとして活動をはじめ、翌年から拠点を持たず、世界各国にある様々なスペースで展覧会を企画しているノマドギャラリー 「Galerie Tenko presents」をスタート。
Studio Yukiko
Studio Yukikoは、ミシェル・フィリップスとヨハネス・コンラッドによって設立されたベルリンを拠点とするクリエイティブエージェンシー。商業および文化的なクライアントを持ち、クリエイティブディレクション、アートディレクション、ブランド戦略、コンセプト開発、グラフィックデザインを手がける。リサーチの際は、現代的なビジュアルストーリーテリングの手法を常に実験的に取り入れ、プロジェクトに関わるオーディエンスについてより深い理解を促
す。Studio Yukikoによる作品は、D&AD、ADCドイツ、TDCニューヨーク、Lead Awardsなど、数々の賞を受賞している。
do you read me?!
2008年にベルリンで創業し、国際的にも有名なdo you read me?!は、本や雑誌好きにとってのオアシスのような書店。この小さな書店の素晴らしい品揃えは、印刷物の愛好家たちの多様な好みに応えている。アート、写真、デザイン、タイポグラフィー、ファッション、建築、文学、音楽、映画、フードなどに関するさまざまな出版物が並ぶdo you read me?!では、現代のインディペンデント出版の素晴らしい眺めを目にすることができる。
ミハリス・ピヒラー
商業的なギャラリーシステムから独立して活動するアーティスト。作家として数多くの本を刊行しており、リバース・コラージュという手法を考案した。また、「MISS READ」「Conceptual Poetics Day」の創立者兼ディレクターでもある。これまでに編集した書籍には、『Books and Ideas after Seth Siegelaub』(Sternberg Press/CBA、2013年)、『Publishing Manifestos』(MIT Press/Miss Read、2019年)、『Decolonizing Art Book Fairs』(Afrikadaa/Mosaiques/Miss Read、2021年)、『Coup de Dés (Collection)』(Spector Books/CBA、2024年)などがある。
来日予定のドイツ出版社
Spector Books / Sorry Press / Volker Renner / Edition Taube / Happy Potato Press / Lubok Verlag / OUTER SPACE PRESS / windpark books / Maximilian Fischer / Cillian / Hua Wang / A—Z Presents / open book society / Local Gr0up / Profundo ediciones / Stefan Marx & Liberty Flower Shop
EXHIBITIONS
「坂本図書分室」
今回、東京都現代美術館で12月21日(土)より開催される、展覧会「坂本龍一 | 音を視る 時を聴く」に先駆け、「坂本図書分室」では図書にまつわる展示を実施します。
「いつか古書店の店主になるのが夢だった」と語るほど、稀代の“愛書家”として知られる坂本龍一が2017年から準備を進めていた、自身の本を多くの人と共有するための図書構想「坂本図書」。昨年9月には、坂本龍一の所蔵していた本を読むことができる図書空間「坂本図書」が都内某所に開館しました。TABFでは、坂本龍一が晩年に愛した私物書籍の一部、実際に使用していた家具などの読書空間が再現されるほか、「坂本図書」で所蔵している古書・オリジナルグッズの販売を行います。「坂本図書」としての外部出展は今回が初めてとなります。坂本龍一がどのように本に向き合っていたのか。坂本自身の創作や思考の糧となった本の数々から、追体験いただく取り組みです。
企画:一般社団法人坂本図書/協力:Kab Inc.
Nieves Zinematic Universe
2001年に設立されたスイス・チューリッヒに拠点を置くNievesは、アーティストブックとZINEに特化したインディペンデント出版社です。ZINEのフォーマットを用いたアーティストブックを広めたパイオニア的存在であり、コラボレートしたアーティストはキム・ゴードン、平山昌尚、ステファン・マルクス、アリ・マルコポロス、河合美咲、ジェフ・マクフェトリッジといった著名人から新進気鋭の作家まで幾多に渡ります。2004年1月からは、A5サイズ、ホチキス綴じ、モノクロコピーのNieves Zine シリーズをスタート。少部数刊行でありながらもアート表現として本を作るアーティストたちを世界中のオーディエンスに向けて紹介し、国際的なインディペンデント出版のコミュニティの発展において多大なる影響を与えました。
今回のTABFでは、ステファン・マルクスと平山昌尚による、同シリーズの400冊目がリリースされたことを記念する展覧会を開催いたします。400冊の表紙を全て展示するほか、一部のZINEは中ページもご覧いただけます。同じフォーマットを採用しながらも、400冊のZINEは実にさまざまで多様性に富んでいます。アーティストたちによる、誰にもコントロールされないメディアを通した自由な表現をお楽しみください。
SPECIAL BOOTH
New Balance
TOKYO DESIGN STUDIO New Balanceがプロデュースするフリーマガジン「NOT FAR」最新号 #10を世界に先駆けて先行配布するほか、会場である東京都現代美術館からほど近い、ニューバランスのコンセプトストアT-HOUSE New Balance(日本橋浜町)を繋ぐスペシャル企画を実施します。
BEAMS CULTUART (ビームス カルチャート)
BEAMSのアートやエンタメ、デザインといったカルチャーの領域を、グローバルに推進するプロジェクト「BEAMS CULTUART (ビームス カルチャート)」。 ブースでは、TABFの常連でもあるTOKYO CULTUART by BEAMSをはじめとした、BEAMSのカルチャーを扱うレーベルが販売しているアートブックを一堂に取り揃え、各々の世界観を表現いたします。
『花椿 2024年号 — CARE』
2024年、『花椿』はその前身である1924年創刊の『資生堂月報』から数えて100周年を迎えます。この節目となる年に、初めて海外からクリエティブ・ディレクターとしてフランス人のクラリス・ドゥモリを迎え、新たな『花椿』を制作しました。2024年号のテーマは“CARE”。情報にあふれ、忙しい日々を送る現代において、花椿の目を通じて改めてケアの重要性を探ります、さまざまな角度から考察しました。会場では、この特別な号に参加した写真家による作品も展示いたします。ぜひその世界観を体験し、2024年号を手に取ってお楽しみください。
THREE
日常に心地よさと洗練をもたらすライフスタイルビューティーブランドTHREEでは、自然のエレメントをインスピレーション源に、精油のみで香りを構築したプラントベースのフレグランス「THREE エッセンシャルセンツ」を展開しています。
この度、香りで意識を研ぎ澄まし、新たな感覚へと導く移動式のインスタレーション、THE ROOM OF(IN)SCENTS(ザ ルーム オブ イン センツ)がTABFに登場します。 このインスタレーションは、空間デザイナー・山本大介による店舗に使われる資材を再活用するプロジェクト “FLOW”に用いられる内装下地材LGS(軽量鉄骨)を使用した箱型の空間をさまざまな施設に設置し、この中で展開するメディアを媒介させることで、香りへの認識と理解を高める体験型のアートプロジェクトです。
今春にローンチし、これまでには太宰府天満宮で開催されたFUKUOKA ART BOOK FAIR、VISIONARIUM THREE SHIBUYA、CIBONEなどでインスタレーションを開催。TABF2024では、詩人・菅原敏を迎え、「THREE エッセンシャルセンツ」の数種の香りからインスパイアされたオリジナルの詩の朗読を音声コンテンツとして聴きながら、そこに広がる香りと共に、香りのインスピレーションや質感を体感することができます。
そして新たに、篠崎恵美が主宰する花や植物を扱うクリエイティブスタジオ edenworksによる、THREEの精油の世界をアートとして可視化させた THE SCENTED GARDEN(ザ センティッド ガーデン)も展開。「THREE エッセンシャルセンツ」に用いられる精油の元となる植物や花、種をグラフィカルにとらえ、日本原産の紙素材で作ったアート作品を展示します。また、来場者にはedenworksのハンド・ドローイングによる植物や花、種の切り絵に「THREE エッセンシャルセンツ」の香りをつけたオリジナルの“アロマ ブックマーク”を配布します。
五感を通じて感じとる「THREE エッセンシャルセンツ」にまつわる特別な香りの体験。内に秘めた感情や感覚に働きかけ、マインドが浄化するようなひと時をお届けします。
Blackmagic Design
Blackmagic Designは、オーストラリアに本社を構える映像機器メーカーです。ハリウッド品質のツールを求めやすい価格で提供することで、若手クリエイターやアーティストの真のクリエイティビティを開花させることを理念に掲げています。現在、アメリカ、イギリス、アムステルダム、中国、シンガポール、韓国、日本など、世界各地にオフィスを展開しています。
TABFでは、新進気鋭の作家、アーティストが集まるZINE’S MATEエリアにて、Blackmagic Designのスペシャルブースを展開します。ご購入されたおすすめの一冊やご自身が制作された本をお持ちいただくと、本の紹介動画を撮影することができ、その映像は後日ZINE MATEエリア内のモニターに映し出されるかもしれません。映像表現に興味はあるけれど機材のことはよくわからないという方から、ハイエンドな映像機器を使った制作にチャレンジしてみたいという方まで、ぜひこの機会にお立ち寄りください。
PLAYGROUND・託児サービス
2022年よりスタートしたTABFの子ども向けコンテンツ 「Kids' Reading Room」を、「PLAYGROUND」としてあらたにパワーアップして開催します。今年のゲストカントリーでもあるドイツの絵本を自由に読める「Kids' Reading Room」では、グリム童話をはじめ、ミヒャエル=エンデ、エーリヒ・ケストナー、トミー・アンゲラー、ヤーノシュ、オトフリート ・プロイスラー 、ヘルメ・ハイネなど、日本でも知られる名作家の翻訳絵本や洋書絵本など新旧さまざまなタイトルを選びました。アートブックやZINEを販売するTABFオリジナルの販売機「ART BOOK VENDING MACHINE」では、アートブックとしても楽しめる絵本を中心に、ユニークな出会いを提供します。また、アーティストによる予約制のワークショップや、随時参加可能なWOSETによるワークショップなど、親子でたのしめる企画なども盛りだくさんです。要予約制の託児所もございます。
協力:株式会社 子どもの文化普及協会、WOSET
ワークショップ
PLAYGROUNDエリアでは、小さなお子さまも楽しめるワークショップを期間中、毎日開催しています。詳細・お申込方法はこちら
託児サービス
TABFご来場の方は、PLAYGROUNDエリア内にある託児サービスをご利用いただけます。ご利用は事前予約制です。こちらのページより詳細をお確かめの上、お申込みください。
対象年令:1~12歳
実施日時:11月28日(木) 12:00-18:00/11月29日(金)~12月1日(日) 11:00-17:00
利用時間:1時間~ (一人1日1回・最長3時間まで/受付とお迎えを含む)
利用料金:お子さま1名・1回につき500円(税込) *当日有効のTABF入場チケット(保護者1名分)のご提示が必要です。
お預かり場所:TABF PLAYGROUNDエリア内託児スペース(東京都現代美術館 B2F 講堂)
【お申込方法】事前予約制。お電話または申込フォームよりお申込みください。※当日受付が可能な場合もあります。
予約受付期間:利用日前日の17:00まで
定員:1日20名前後
お申込み方法、当日の持ち物、変更・キャンセルについてなど詳細は下記の専用サイトよりお確かめください。
お問合せ先:TABF託児事務局(運営会社:株式会社Kidventure)
TEL:03-6820-0181(受付時間:平日10:00-17:00 *日本語のみ)
TABF託児サービス専用サイト
EVENTS & PROGRAM
ホワイエ
1階ミュージアムショップ横に位置するスペース「ホワイエ」では、会期中に15本のトークイベントを開催します。1つの国や地域に焦点を当て出版文化を紹介する「ゲストカントリー」にて特集するドイツに関連するものから、出展者が企画するトークなど幅広いラインナップでお届けします。
PLAYGROUND
子ども向けコンテンツが集まった地下2階 講堂のPLAYGROUNDでは、さまざまなワークショップを開催します。
4日間すべてのイベントはこちら
11/28(木)のイベント/11/29(金)のイベント/11/30(土)のイベント/12/1(日)のイベント
BOOK SIGNINGのタイムテーブル・作家一覧はこちら
Selected Talk Events
※下記イベントはすべて入場料無料です。
※席数に限りがあるため、事前予約をお勧めいたします。
※席に余裕がある場合は、当日受付あり。
Talk Event「How to make a book with Steidl」
11月28日(木)13:00 - 14:00
登壇者:石塚元太良、小松透、相模智之、鈴木達朗、長谷川匠、平野聡、森B敏明、渡部敏哉
今年のゲストカントリーであるドイツを拠点とする出版社「Steidl」とTABFが2016年に開催したダミーブックアワード「Steidl Book Award Japan」受賞者8名によるトークイベント。
Talk Event「フィジカルな本づくりの実践者たち」
日時:11月29日(金)16:15 - 17:15
登壇者:黒田義隆(ON READING店主 / ELVIS PRESS主宰、ブックデザイナー)、新島龍彦(造本家/有限会社篠原紙工)、藤田裕美(グラフィックデザイナー/エディトリアルデザイナー)、三條陽平(ファシリテーター/ORDINARY BOOKS)
商業化された本づくりにはさまざまな役割が存在していて、分業するのが一般的です。そんな当たり前とされている出版形態の閾値を超えて、自由な本づくりの実践者を招いてトークイベントを開催します。
Talk Event「Queer Reads Friends。-香港発アジアンクィアジン-」
日時:11月30日(土)13:15 - 14:15
登壇者:Queer Reads Library (QRL) 流動閱酷、YUKHINX、kai miyaki、YO KATAMI
2024年6月、香港で開催された「Queer Reads Friends Market」に、東京からZINEを持参して参加したYUKHINX、kai miyaki、YO KATAMIの3人の体験談を語ります。また、香港をベースに東アジアから東南アジア、さらに世界中のクィアの物語を収集するプロジェクトQueer Reads Library (QRL) 流動閱酷が、アジア各地から届いたクィアZINEに綴られた物語について紹介します。
Talk Event「清水裕貴 写真集『岸』をめぐって」
日時:12月1日(日)16:45 - 17:45
登壇者:清水裕貴、楠本愛(東京都現代美術館・学芸員)
写真家・小説家の清水裕貴による初の写真集『岸』(赤々舎、2023年)、そして、清水がテーマとする日本の輪郭(岸辺)の歴史をめぐるアーティスト・トークです。東京都現代美術館で12月14日から始まるグループ展「MOTアニュアル2024 こうふくのしま」で発表する新作の構想についてもお話しします。
Unlimited Mate vol.2
昨年からスタートした、韓国・ソウルのアートブックフェア UNLIMITED EDITION と TOKYO ART BOOK FAIR は、両国の新進作家のサポートを目的とする新しい取り組みとして、それぞれのフェアの出展者をお互いのフェアに無償で招待するブースエクスチェンジプログラムを今年も実施いたします。
サンクンガーデン
地下2階のZINE’S MATEエリアとPLAYGROUNDの間に位置する屋外スペース「サンクンガーデン」は、購入した本について話したり、一休みをしたり、飲食もしていただける憩いの場所です。デンマークのアウトドアブランド「Nordisk」のテントや「highcollar」のオープンエア・ファニチャーが並ぶ空間には、TABF 2024のためにCompumaが選曲したBGMが流れます。コーヒーショップTAWKSが4日を通して出店するほか、初日は4組のミュージシャンによる音楽の 残りの3日間もトークやパフォーマンス、ラジオの生配信など多様なコンテンツをご用意しています。
Nordisk
ノルディスクはデンマークにて1901年に創業された世界的なアウトドア・ライフスタイルブランドです。 テント・キャンプギア・アパレル製品の製造販売、クラブノルディスク会員サービスの運営、グランピング・キャンプ場の開発などを行っています。 ノルディスク製品は、スカンジナビア・デザインの伝統に深く根ざしており、シンプルで機能的な最先端機能素材で作られています。
ノルディスクでは、"Nature is Luxury"を大事にしており本当の贅沢な暮らしは、アウトドアシーンにあると考えています。 テントで目覚め、外の音を聴き、景色を眺めることで、生活の質が向上します。人々が自然に触れ、幸せを感じる贅沢な時間 "Hygge"(ヒュッゲ)を提案します。
highcoller
何気ない空間が、大切な居場所に変わるとき。広場や公園はもちろん、施設内のパブリックスペースや店先や街角にも、 自然に人々が集まり、思い思いの時を過ごしている場所があります。何気なく立ち寄り、気ままに過ごしている空間が、いつの間にか自分にとって大切な居場所になる。そんな環境づくりをサポートするファニチャーブランド「highcollar(ハイカラー)」です。
TAWKS
11月3日に亀有にオープンした『SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)』内に位置する街の新たな憩いの場(ギャラリースペース併設のカフェ、 様々な種類のコーヒーとお茶、ジュース、焼き菓子を楽しめるハッピー空間)です。
COMPUMA
松永耕一、1968年熊本生まれ。ADS(アステロイド・デザート・ソングス)、スマーフ男組での活動を経て、DJとしては国内外の数多くのアーティストDJ達との共演やサポートを経ながら、日本全国の個性溢れる様々な場所で日々フレッシュでユニークなジャンルを横断したイマジナリーな音楽世界を探求している。自身のプロジェクトSOMETHING ABOUTよりMIXCDの新たな提案を試みたミックス「SOMETHING IN THE AIR」シリーズをはじめ、コレクティヴ「悪魔の沼」での活動でのDJや、楽曲制作、リミックスなど意欲的に活動。2022年には初のソロ名義アルバム「A View」をリリースした。Berlin Atonal 2017、Meakusma Festival 2018への出演、ヨーロッパ・ラジオ局へのミックス提供など国外での活動の場も広げる。一方で、長年にわたるレコードCDバイヤーとして培った経験から、コンピレーションCD 「Soup Stock Tokyoの音楽」の他、BGM選曲を中心にアート・ファッション、音と音楽にまつわる様々な空間で幅広く活動している。2024年9月、2年ぶりとなるニューアルバム「horizons」をリリース。Newtone Records、El Sur Records所属。
LIVE MUSIC PERFORMANCE (11/28)
参加費無料、予約不要
14:00-14:45/TOMO KATSURADA
アムステルダムを拠点に活動するアーティストであり、サイケデリックバンド「幾何学模様」の創設者兼リードシンガー。バンドでは作曲だけでなく、アートディレクションも担当。2024年からはソロ活動を開始し、自ら作曲した音楽を多様な視覚メディアと融合させ、新たなアートの領域を開拓している。今年リリースされるデビューアルバム『Dream of the Egg / 夢の卵』は、日本人アーティスト大竹笙子とのコラボレーションによるもので、長年の夢であった絵本と音楽の融合を形にした作品です。このアルバムは、音楽と視覚的なストーリーテリングを掛け合わせた野心的なプロジェクトの第一歩となり、さらなる創造性と新しい表現の追求を目指す。
15:00 - 15:35/Miho Hatori
ニューヨーク在住のアーティスト、音楽プロデューサー、ヴォーカリスト、DJ。1994年に渡米し、ニューヨークで本田ゆかとチボマットを結成後、2017年に解散。ゴリラズ、ビースティー・ボーイズなどの作品に参加。2021年にオリジナルアルバム『Between Isekai and Slice of Life ( 〜異世界と日常の間に〜)』を発表している。近年は、美術館やギャラリーにて、自身の映像を使ったコンセプチャルなパフォーマンスを行っている。
16:00 - 16:45/Maika Loubté
東京在住のシンガーソングライター/プロデューサー/DJ。幼少期から10代を日本・パリ・香港で過ごす。高校卒業後、ビンテージアナログシンセサイザーに出会う。先進的なエレクトロニック・ミュージックを基軸としながら、テクスチャーをはぎ取ったオーセンティックな「歌」そのものを重要視している。国内外のアーティストとのコラボレーションやサウンドプロデュース、CMへの楽曲提供、リミックス、ナレーションなど多岐にわたって活動中。2020年10月リリースの「Show Me How」がマツダの新型車「MAZDA MX-30」のテレビCMのコラボ曲として大々的にフィーチャーされ、自身もCMに出演した。2021年10月20日に最新アルバム『Lucid Dreaming』を発表。2022年1月にはSpotifyのプログラム「SpotifyEQUAL」マンスリーアーティストに選ばれ、New York Times Squareの看板広告を飾った。2023年、最新作「mani mani」リリース。
17:30 - 18:15/VIDEOTAPEMUSIC
ミュージシャンであり、映像ディレクター。失われつつある映像メディアであるVHSテープを各地で収集し、それを素材にして音楽や映像の作品を作ることが多い。VHSの映像とピアニカを使ってライブをするほか、映像ディレクターとして数々のミュージシャンのMVやVJなども手掛ける。近年では日本国内の様々な土地でフィールドワークを行いながらの作品制作や、個人宅に眠るプライベートなホームビデオのみを用いたプロジェクト「湖底」名義でのパフォーマンスも行っている。2015年の2ndアルバム『世界各国の夜』以降、カクバリズムから多数の音源作品をリリース。その他にも国内外のレーベルからリリースされた作品多数。2024年6月に最新作となる5th Album「Revisit」をカセットブックでリリース。
NEW RELEASE! ─ TABFにあわせてリリースする書籍・アイテム
ステファン・マルクス ZINE『Die Hefte』
ステファン・マルクスは、ドイツ・ベルリンを拠点に活躍するアーティストです。優れた観察力によって日常生活を切り取ったユーモアのある知的なドローイングや言葉は、本やキャンバス、ビルボード、スケートボード、Tシャツ、レコードカバーなど多様なメディアを介して広く知られ、世界中の人たちを魅了しています。TABF2024で開催する、マルクスがこれまでに手がけた約90冊のアーティストブックを一堂に集めた展示「Die Hefte」に合わせて、展示名と同名のタイトルを冠したZINEを刊行いたします。
ステファン・マルクス トートバッグ
ステファン・マルクスとのコラボレーションによるTABFオフィシャルトートバッグを発売します。マルクスがTABFのために描き下ろしたアートブックを読むカエルのモチーフは、彼が昨年TABFに参加した際、会場周辺で蛙のイラストをよく見かけたという清澄白河の街の印象と、清澄庭園にある松尾芭蕉の句碑「古池や蛙飛びこむ水の音」からインスピレーションを得たとのこと。
シルクスクリーン印刷協力:OIL MOUNT PRINTERS
MISS READ x TABF『出版のマニフェストの出版(Publishing Publishing Manifestos)』
アーティストであり、2009年からベルリンのアートブックフェア「MISS READ」のディレクターを勤めるミハリス・ピヒラー。2018年に10回目の開催を迎えた「Miss Read」で、彼はありきたりなフェアカタログとは一線を画す、アーティストや作家によるマニフェストを収録した『Publishing Manifestos』を刊行しました。その翌年には、さらなる編集を加えた同タイトルの書籍をMIT Pressと共同出版し、世界中に流通させました。TABFでは、ドイツをゲストカントリーとして特集するこの機会に、ピヒラーが書き下ろした『Publishing Manifestos』の序文を『出版のマニフェストの出版(Publishing Publishing Manifestos)』と題して日英バイリンガルで刊行する運びとなりました。本書は、『Publishing Manifestos』に掲載されているマニフェストを引用しながら、近年のアートブック文化を紐解きます。また日本版では、オリジナルコンテンツに加え、平山昌尚のインタビュー、『NEUTRAL COLORS』の加藤直徳、加納大輔、アーティストのミヤギフトシによる鼎談も収録しています。
OUTDOOR LOUNGE
TABFを外からも盛り上げるべく、L PACK.がキュレーションする「OUTDOOR LOUNGE」では美味しいフードやドリンクを振る舞うキッチンカーが並びます。コーヒー、カレー、ワイン、ビール、サンドイッチ、お菓子、弁当にアイス。お腹ペコペコの方も、小腹が空いた方も満足していただける充実したメニューです。買ったばかりのアートブックを読んだり、久しぶりの友人と語りあったりと自由に休憩できる気持ちの良いスペースでは、今年から物販が行われ蚤の市のような要素もプラスされます。どうぞごゆっくりお楽しみください!
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L PACK./エルパック
小田桐奨と中嶋哲矢によるユニット。共に1984年生まれ、静岡文化芸術大学空間造形学科卒。アート、デザイン、建築、民藝などの思考や技術を横断しながら、最小限の道具と現地の素材を臨機応変に組み合わせた「コーヒーのある風景」をきっかけに、まちの要素の一部となることを目指す。
NEIGHBOURS
東京都現代美術館周辺のギャラリー、書店、ショップ、レストラン、カフェなどを紹介し、周遊を促します。掲載店舗一覧・MAPはこちら