MOTサテライト 2017 秋

むすぶ風景

MOTサテライト 2017秋 むすぶ風景

休館中の東京都現代美術館(MOT)が、アーティストたちと清澄白河のまちに!上野に!お邪魔します♪


古くは松尾芭蕉も居を構え、戦後はオリンピックの聖火が通り、近年ではカフェやギャラリーが活気を見せる清澄白河――東京都現代美術館は1995年に開館し、クリエイティブで魅力あるこの地で活動を続けてきました。「MOTサテライト」は、改修休館中の東京都現代美術館が、清澄白河エリアのさまざまな人や施設の協力を得てまちへ出かける試みです。さまざまなアーティストによる作品やプロジェクトをまち中で紹介しながら、新旧問わず活気あるこの地域の文化やコミュニティが織り成す豊かさと魅力を発信します。
第2回目となる「MOTサテライト 2017秋 むすぶ風景」では、このまちの多彩な営みにある背景や、まちが経てきた歴史的変化の軌跡をたどります。多様な人々が集ってきたこの地域の活力や風景を可視化する作品展示やワークショップ、まち歩きやトークイベント等を通じて人とまちをむすび、清澄白河との新たな出会いを創出します。
また今回は、未来の文化の創造の担い手である若い世代を対象にした展示やイベントも多数開催します。その一環として、清澄白河エリアに加え、東京藝術大学上野キャンパス内 アーツ・アンド・サイエンス・ラボでの展示やイベントも行います。

MOTサテライト ガイドマップ

GUIDE MAP誤表記のお詫びとお知らせ
「MOTサテライト 2017秋 むすぶ風景」開催に伴い配布しております『GUIDE MAP』に誤表記がございました。皆様には大変ご迷惑をお掛けし、深くお詫び申し上げますとともに、以下の正誤表のとおり訂正させていただきます。

正誤表

MOTサテライト 2017秋 むすぶ風景の記録動画はこちら

参加作家

清澄白河エリア

・下道基行(MOTスペースA. 深川資料館通り商店街協同組合事務所1F:三好3-8-5)
鎌田友介(MOTスペースD. 三好の旧製本所:三好2-15-3)
Atsuko Nakamura(MOTスペースE. 三好の旧建具屋:三好2-2-5)
・守章(MOTスペースF. 平野の旧印刷所:平野1-9-5)
東京藝術大学芸術情報センター 清澄白河プロジェクト
(MOTスペースB. グランチェスター・ハウス2F:三好3-8-5)

東京大学 廣瀬・谷川・鳴海研究室(MOTスペースB. グランチェスター・ハウス1F:三好3-8-5)
のらもじ発見プロジェクト(MOTスペースC. 旧喫茶店:三好3-4-7)
*住所はすべて江東区です。

錯視ブロックワークショップグループ(11/3、11/4 ワークショップ開催予定)

清澄白河エリア(MOTスポットa~i)


・石塚まこ(MOTスポット9か所
*MOTスポットの名称は右欄を参照ください。


東京藝術大学 アーツ・アンド・サイエンス・ラボ(MOTスペースG)

エリック・ボードレール、ユリアス・コラー、ミリアム・レフコウィッツ、
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ、冨井大裕

みどころ

清澄白河エリアでのみどころ

第1回目に引き続き、清澄白河エリアでは、町工場跡地等を利用した展示拠点「MOTスペース」(6ヶ所)にて主な展示を、店舗や文化施設の一部をお借りした「MOTスポット」(9ヶ所)にて小規模な展示を展開します。
展示は現代美術の作品を中心にした"まちの風景をえがく"と、体験型作品を中心とした"体験からめぐる清澄白河"の2つのカテゴリーに分けて紹介します。
まちの中心には、MOTサテライトの期間限定「案内所」もありますので、まずは気軽にお立ち寄りください。
地域のクリエイティブな拠点「地域パートナー」で行われる多彩な活動にも注目です。

東京藝術大学上野キャンパス アーツ・アンド・サイエンス・ラボでのみどころ

カディスト・アート・ファウンデーション(パリ)との共同企画展-
清澄白河エリアに加えて、今回は上野にも会場を広げます。東京藝術大学上野キャンパス内 アーツ・アンド・サイエンス・ラボも、もう一つの「MOTスペース」として、展示および関連イベントを多数実施します。
アーツ・アンド・サイエンス・ラボでは、パリにある芸術財団、カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画により、「ないようで、あるような」展を開催します。
現代美術を通じて地域や社会、人々と関わることの意義やそのあり方について考察し、議論し、実践するための展示やイベントを展開します。

*清澄白河エリアの各拠点と上野会場はARスタンプラリー「MOT Navi」で結ばれます。

主催

東京都、東京都現代美術館・アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団

後援

江東区

特別協力

深川資料館通り商店街協同組合、グランチェスター・ハウス、
東京藝術大学社会連携センター、東京藝術大学芸術情報センター、
東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科、東京藝術大学 古川研究室、
東京大学 廣瀬・谷川・鳴海研究室

助成

アンスティチュ・フランセ 、モンドリアン財団 モンドリアンロゴ HP.jpg 

協賛

協力

東京大学地震研究所、デル株式会社、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社、
大阪大学大学院情報科学研究科、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科、
錯視ブロックワークショップグループ、ケイ・インターナショナルスクール東京、
一般社団法人 江東区観光協会、法政大学大学院 地域創造システム研究所、
江東区文化観光ガイドの会、株式会社中川ケミカル、株式会社 森木ペーパー、
江東区深川江戸資料館、江東区立深川図書館、Coci la elle、smokebooks、
オールプレスエスプレッソ、三河屋精米店、大久保クリーニング、ナンディニ、
御菓子司 双葉、株式会社スタートライン

平成29年度[第20回]文化庁メディア芸術祭協賛事業


地域パートナー

リトルトーキョー(しごとバー)/ 無人島プロダクション / Satoko Oe Contemporary /
アルマス・ギャラリー /
gallery COEXISTーTOKYO / アンドーギャラリー / Babaghuri /
WILD SILK MUSEUM / 江東区深川江戸資料館 / GLASSーLAB / リカシツ / 江東区芭蕉記念館 /
どうぶつしょうぎcafe いっぷく/ POTPURRI/ gift_lab GARAGE/ アライズ コーヒーロースターズ/
KANA KAWANISHI GALLERY/
LYURO GALLERY(LYURO 東京清澄-THE SHARE HOTELS-) /
TAP Gallery/ Coci la elle(コシラエル本店)/ 小名木川物語製作委員会/
水辺からアプローチするアートシーンズ / 深川ヒトトナリ/ 清澄白河ガイド(しらべる合同会社)



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まち[清澄白河]の風景をえがく

国内外で活躍する現代美術家たちが、地域の記憶や人々の営みから浮かび上がる風景を、作品を通して表現します。


下道基行
 (Motoyuki Shitamichi) 
会場:MOTスペースA(深川資料館通り商店街協同組合事務所 1F / 江東区三好3-8-5)

1978年岡山県生まれ、愛知県在住。
《見えない風景/深川編》
落書き、路地園芸、誰かが置いたオブジェなど、まちなかの何気ないランドマークを言葉でスナップし、地図をつくるワークショップ「見えない風景」。モニュメント化された目印ではなく、人々の営みの痕跡をたどっていくようなこの試みは、これまで各地で展開され、見慣れた場所の別の姿を浮かびあがらせてきました。今回は、この近隣を舞台に実施された「深川編」の記録映像を展示します。


鎌田友介 (Yusuke Kamata)
会場
:MOTスペースD(三好の旧製本所:江東区三好2-15-3)

1984年神奈川県生まれ、同県在住。
《不確定性の家》
深川界隈にあった日本家屋の記憶を辿るインスタレーション。一般住宅である木造日本家屋は、寺院や庁舎などランドマーク的な建造物と違い積極的な保存がされづらく、その多くが戦災や建て替え等で姿を消しています。地域の人々の記憶の中に断片的に、あるいは曖昧に、しかし強い思い出とともに残っている家屋の特徴を収集・再構成して、どこにでもありそうでどこでもない家として可視化します。

Atsuko Nakamura  
会場:
MOTスペースE(三好の旧建具屋 / 江東区三好2-2-5)

1982年石川県生まれ、神奈川県在住。
《内在する速度》
水とともに生きてきた木場の記憶を可視化する作品。新木場ができる前は、水路に浮かぶ丸太、その両脇に並び立つ材木倉庫、そしてそこで仕事をする人々や掘割を遊び場にする子どもたちの姿が、このまちを特徴付ける風景でした。本展では、会場である建具倉庫に残されていた木材を用いて、水の気配を感じさせるインスタレーションを展示します。

守章 (Akira Mori)
会場:MOTスペースF(平野の旧印刷所 / 江東区平野1-9-5)

1996年双子の兄弟ユニットとして活動開始。現メンバーは弟の守喜章(東京都在住)
《周囲内見》
かつて印刷所があった場所を舞台にしたサウンドインスタレーション。

がらんどうの空間に入ると取付けられた複数のスピーカーから人の営みを想起させる音が聞こえてきます。まるで部屋を探して物件を内見する時のように、昔そこにあったであろう想像上の生活感が浮かび上がります。変化していくまちのなかで材木店と並び地域の重要産業であった印刷所の一つが一仕事を終えた幕間のような瞬間を感じさせる作品です。

石塚まこ
(Mako Ishizuka)
1974年兵庫県生まれ、スウェーデン/パリを拠点に活動中。

会場:オールプレス エスプレッソ/ ナンディニ/ 大久保クリーニング / smokebooks / 御菓子司 双葉/ 株式会社スタートライン/ Coci la elle/ 三河屋さんの米置き場
《反転する視点》
まちの観察や人々との交流で得たインスピレーションを自身の経験と結び、その思考の地図をまちに開かれた窓に展開していくプロジェクト。東京にゆかりもなく、国外で移民として生活する作家が、清澄白河で学び、働き、暮らしている海外にルーツを持つ人々を「案内役・媒介者」としてまちを考察し、日々の営みに現れる線の引き方・越え方の中に地域特有の価値観を見いだしてゆきます。


会場:江東区立深川図書館
《二重の橋》
作家が来日前に読んだ江戸についての書籍や地域の図書館で出会った資料、海外の知識人による日本での体験記などと、自身の経験との交叉点の数々を星座のようにむすびます。

体験からみる清澄白河

教育機関に所属するアーティストや研究者たちが地域や清澄白河というまちをテーマに取り上げ、多様な視点から、体験型作品を中心としたプロジェクトを紹介します。


東京藝術大学芸術情報センター 清澄白河プロジェクト
会場:MOTスペースB(グランチェスター・ハウス2階 / 江東区三好3-8-5)


東京藝術大学情報センターは、情報メディアやファブリケーションによる講義・創作支援機関です。若い才能のショーケースとして、教職員作品と学生作品「むすぶ風景」を展示します。

■展示参加メンバー
古川聖/ 大谷智子/ 鈴木葉音野/ 田部井勝彦/ 網守将平/ 藤田佑樹/ 肥後沙結美、藤木淳(現・札幌市立大学准教授、前・東京藝術大学芸術情報センターJST研究員)、「メディアアート&プログラミングI・II」履修生チーム
 ※詳細な作家資料は*プロジェクト参加メンバー詳細をご覧下さい。

パフォーマンス/ワークショップ
会期中に、清澄白河の建築や空間が楽譜に自動生成されるプロジェクトや、まちのかたちを再発見する「サッカク・ブロック・ワークショップ」をそれぞれ開催します。
(※開催概要は「関連プログラム」欄を参照)

■パフォーマンス/ワークショップ参加メンバー
古川聖・藤井晴行・濱野峻行・小林祐貴「Architecture dreams Music / 建築が夢見る音楽」
パフォーマンス実施場所:龍徳山 光厳教寺 雲光院(江東区三好2-17-14)
古川聖(1959年東京都生まれ)、藤井晴行(1959年東京都生まれ)、濱野峻行(1985年東京都生まれ)、小林祐貴(1987年愛知県生まれ)によるプロジェクト。建築と音楽の関係を、構造や素材のみならず、構造と認知のレベルにおいてつなぐ方法を模索しています。地域に実在する建築空間から音楽表現を同時生成するコンピュータプログラムを開発し、部分的に発展させつつプロトタイプによる演奏を行い、建築空間と音楽をインタラクティブにつなぐ多次元のマッピングを行います。


東京大学 廣瀬・谷川・鳴海研究室
会場:MOTスペースB(グランチェスター・ハウス1階 / 江東区三好3-8-5)、1階 案内所(江東区三好2-17-11)
教授:廣瀬通孝、特任准教授:谷川智洋、講師:鳴海拓志から成る東京大学大学院情報理工学系研究室として、バーチャルリアリティ技術を端緒としたインタフェース技術について多様な研究を国際的に展開しています。人工現実感・拡張現実感技術、五感を扱うインタフェースやライフログ技術、ビッグデータ処理技術などの基盤技術開発に加え、技術によって生まれるコンテンツや社会展開も研究対象とし、技術を文化施設やパブリックアートに取り入れて新しい表現領域の確立を目指すプロジェクトや、高齢者のスキルを社会に役立てるための高齢者クラウドプロジェクトなどに取り組
んでいます。

英国と清澄白河を往来するアーティスト/画廊オーガナイザー志村博(1949年生まれ)と、バーチャルリアリティ(VR)研究者(東京大学 廣瀬・谷川・鳴海研究室)が連携し、江東区の今と昭和の風景写真が溶け合う「思い出のぞき窓」を展示します。オリンピックの聖火が通った道や木場の風景(現・東京都現代美術館付近)にもスポットをあてます。

のらもじ発見プロジェクト
会場:MOTスペースC(旧喫茶店 / 江東区三好3-4-7)
下浜臨太郎、西村斉輝、若岡伸也らによる、古い町並みや看板に残る個性的で味のある素敵な文字たちを「のらもじ」と名づけ、発見 → 分析 → フォント化し、その魅力を再発見するプロジェクトです。今回は、清澄白河で発見された「のらもじ」を使って、インスタレーションやプロジェクトを紹介します。


錯視ブロックワークショップグループ
ワークショップ日時:2017年11月3日(金・祝)、4日(土)各日とも14:00-16:00
実施場所:江東区立白河こどもとしょかん(江東区白河4-3-19)
*参加方法等詳細は関連イベントページをご覧ください。

多分野の研究者やデザイナーが参加して、錯視ブロックを使ったワークショップを開発しているグループ(代表:東京藝術大学・大谷智子)。錯視ブロックとは、その表面の模様の組み合わせ方で多様な「錯視」を生じさせるブロックです。立体でありながら紙の上に書いただまし絵のような印象を与える不思議な立体を作成できます。この立体を見る角度が変わると、目に映る模様の組み合わせの変化とともに、錯視の生じ方が変化します。親子・小さな子どもから年配の参加者まで、年齢・場所・時間に応じて楽しめるワークショップを美術館や学校など多数の会場で開催し、現在に至っています。

東京藝術大学 アーツ・アンド・サイエンス・ラボ

アーティストと人々の対話がもたらすもの

アーティストを育む東京藝術大学で行われる展示は、地域とのつながりに根ざしたMOTサテライトのように、現代美術を通して地域や人々と関わることの意義について考えます。

アーティストは、人々との対話から何を見出し、作品として表現するのでしょうか。また作品は、関わった人々や観客が社会を見つめなおすための、どんな可能性を提示するのでしょうか。本展「ないようで、あるような」は現代美術がもちうるそのような可能性を探るものです。異なる時代や地域に生きるアーティストが、人々と共に社会を見つめ制作した作品を、フランスのカディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画で紹介します。


エリック・ボードレール(Eric Baudelaire)
1973年アメリカ生まれ、フランス在住。
《ドラ・マール校 始まり エピソード1》(2015-2019)
ある出来事や人物に関する綿密なリサーチに基づいて制作されるボードレールの映像作品は、ひとつの解釈や結論に回収されず、記録や事実とは何かを問いかけます。今回は、作家がパリ郊外のコレージュ(中等教育)ドラ・マール校の生徒らと共に4年に渡って制作を続けている映像作品の一部を発表します。生徒たちが、学校や社会問題について、また自らを表現することについて意識的になってゆく過程が捉えられています。


ユリアス・コラー (Július Koller)
1939年チェコスロバキア生まれ、2007年スロバキア没。
《Ping-Pong(U.F.O.)》(2007)
コラーは1960年代から、絵画やアクションをはじめ、多くのメディアを用いたユーモラスな作品で、当時のチェコスロバキアの社会体制に批評的に応答しました。中でも、作品のモチーフとしてよく取りあげられたのがテニスや卓球です。スポーツと社会の成立に欠かせない「フェア・プレイ」について考えて欲しいと望んだ作家は、展覧会を行う代わりに人々を招いて卓球トーナメントを行いました。そのような行為は、当時の美術のあり方を批判するものでもありました。今回は、そのようなアクションの記録を中心に展示を構成します。


ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ (Wendelien van Oldenborgh)
1962年オランダ生まれ、同地在住。
《Après la reprise, la prise》(2009)
作家は、人々の関係性や歴史の捉え方などを検証するため、異なる背景を持つ人々と恊働し映像作品を制作してきました。今回の展示作品では、反対運動にも関わらず縫製工場での職を奪われ、その経験を演劇化したベルギーの女性労働者たちと、これから社会へと出る学生たちと協働しています。使われなくなった裁縫の教室で、女性たちと学生が自らの経験を共有し、変わりゆく労働条件や、声をあげることについて対話する様子が映し出されます

ミリアム・レフコウィッツ (Myriam Lefkowitz)
1980年フランス生まれ、同地在住。
《Walk, Hands, Eyes (Tokyo)》(2017)
人々が空間や身体をどのように知覚しているのかを探るため、観客と共に行うパフォーマンス作品を各地で発表してきました。10月14日と15日に行われるパフォーマンスでは、参加者が、ガイドとなるパフォーマーに導かれ、目を閉じてまちを歩きます。音、におい、触覚など、視覚以外の感覚を研ぎ澄ませ、かつそこから織り成される想像を通じて、まち空間を体験するというもの。展示会場では、音声とテキストによるミニマムなインスタレーションを発表します。


冨井大裕 (Motohiro Tomii)
1973年新潟県生まれ、神奈川県在住。
《body work #1-#22》(2012-)
並べる、折る、つなげるなど、冨井は自らが作ったルールに則って、日常的なモノの新たなあり方や見方を提示してきました。今回展示する《body work》シリーズでは、観客は作品を見るだけではなく、指示書に従い、用意されたマットレスの上でかたちを作る身体にもなります。実用性のないかたちを、全身を使って作ることで生じる感覚や思考について、そして、創造するとはどのような行為なのかについて考えさせる作品です。

*下記のプログラムはすべて参加無料です。

トーク&まち歩きクルーズ「ガイドとめぐるMOTサテライト」

当館のガイドスタッフが参加者(1~5名程度)と一緒に清澄白河のまちを歩きながら
作品の見どころやまちの魅力ををご案内するツアー。
日時:2017年10月14日(土)以降の土、日、祝日(全11回) 
ツアー開始時間 14:30~/ 15:30~
所要時間:45分~1時間程度
参加方法:事前予約不要。開始時間に案内所(江東区三好2-17-11)へお集まりください。



下道基行「見えない風景/深川編」ワークショップ

まちを歩いて目印を見つけ、言葉の地図をつくるワークショップです。
日時:2017年11月11日(土)10:00-16:00
場所:清澄白河界隈
対象:中学生以上
定員:15名(事前申込制)
希望者多数の場合は抽選となります。

■当日は、皆様の様子などを含めた記録動画・静止画を撮影し、広報・記録のために当館のHP等で公開する場合があります。あらかじめご了承の上、お申し込みください。
■当日は大半が屋外での活動ですので、体調管理には十分ご注意の上ご参加ください。
■屋外での活動のため当日悪天候の場合には、中止といたします。


【申込方法】
1. E-mailでの申し込み
タイトルを《11月11日「見えない風景」参加希望》とし、本文に ①氏名[フリガナ]、②電話番号、③メールアドレス、④年齢 をご記入の上、mienaifukei@mot-art.jpまでお送りください。

2. FAXでの申し込み
11月11日「見えない風景」に参加希望の旨を書いていただき、
①氏名[フリガナ]、②電話番号、③FAX番号、④年齢 をご記入の上、
FAX03-5633-5870までお送りください。

*ご家族など複数名での参加希望は、必ず参加者全員の必要事項をご記入ください。
*応募者多数の場合は抽選とさせていただき、結果は応募者全員に11月2日(木)までにE-mail、またはFAXでお知らせいたします。結果が届かなかった場合は、「リニューアル準備室」(03-5633-5860)までご連絡ください。
*当選した方へは当日の集合場所・持ち物をE-mailまたはFAXでご案内いたします。

【締め切り】
2017年1031(火) 18:00まで

※いただいた個人情報に関しては、公益財団法人東京都歴史文化財団のプライバシーポリシーに基づき、慎重に管理し、本事業のご案内、連絡等以外には使用しません。
※都合により内容が変更となる場合はございますのでご了承ください。




※チラシに記載しておりましたエリック・ボードレールによるトークは、都合により中止となりました。


=下記イベントは終了しました=

プレイベント第1弾
キックオフミーティング

「MOTサテライト 2017秋 むすぶ風景」のプレイベントとして、今年春に開催した第1回目の「MOTサテライト 2017春 往来往来」の振り返りと、第2回目の概要説明等をするキックオフミーティングを実施します。

日時:2017年8月28日(月)18:30-20:00
場所:清澄庭園大正記念館(江東区清澄3-3-9)
定員:60名程度(当日先着順)
参加費:無料
登壇者:
カニエ・ナハ(詩人/第1回サテライト参加作家)
下道基行、守章、Atsuko Nakamura、東京藝術大学 古川 聖、東京大学廣瀬・谷川・鳴海研究室、
のらもじ発見プロジェクト(以上、すべて第2回サテライト参加作家)

プレイベント第2弾
ワークショップ [見えない風景] 東京/深川編

日常を違う角度から見たり発見したりする試みのワークショップです。まち歩きをしながら、モニュメント化された土地固有の名所ではなく、日常風景に転がる、人々の営みのオブジェを見つけて、"言葉の地図"を描きます。一緒に、目の前の世界に自分の視点を見つけて交換して、日常を冒険してみませんか。

講師:下道基行
1978年 岡山県生まれ。名古屋在住。
写真家/美術家。フィールドワークやリサーチを行いながら、日常の風景の中に埋もれている人々の営みや記憶をテーマに、テキストや写真、オブジェを使って見えない「かたち」を顕在化させるプロジェクトを行っている。

日時:2017年9月2日(土)9:00-15:00(予定)
対象:中学生以上
場所:清澄白河界隈(最寄り駅:半蔵門線/大江戸線「清澄白河」駅)
参加費:無料
定員:15名(事前申し込み制)

当日は、皆様の様子などを含めた記録動画・静止画を撮影し、「MOTサテライト2017秋」にて作品として公開予定です。また、当館の広報・記録のために当館のHP等で公開する場合があります。あらかじめご了承の上、お申し込みください。
■当日は大半が屋外での活動ですので、熱中症など体調管理には十分ご注意の上ご参加ください。
■屋外での活動のため当日悪天候の場合には、翌日9月3日(日)に延期いたします。


【申込方法】
1. E-mailでの申し込み
タイトルを《9月2日「見えない風景」参加希望》とし、本文に 氏名[フリガナ]、電話番号とメールアドレス、年齢 をご記入の上、
mienaifukei@mot-art.jpまでお送りください。

2. FAXでの申し込み
9月2日「見えない風景」に参加希望の旨と、氏名[フリガナ]、電話番号とFAX番号、年齢 をご記入の上、
FAX03-5633-5870までお送りください。

*ご家族など複数名での参加希望は、必ず参加者全員の必要事項をご記入ください。
*応募者多数の場合は抽選とさせていただき、結果は応募者全員に8月25日までにE-mail、またはFAXでお知らせいたします。結果が届かなかった場合は、「リニューアル準備室」(03-5633-5860)までご連絡ください。
*当選した方へは当日の集合場所・持ち物をE-mailまたはFAXでご案内いたします。

【締め切り】
823(水) 18:00まで

※いただいた個人情報に関しては、公益財団法人東京都歴史文化財団のプライバシーポリシーに基づき、慎重に管理し、本事業のご案内、連絡等以外には使用しません。
※都合により内容が変更となる場合はございますのでご了承ください。

石塚まこ公開制作

作家がMOTスポットの窓に内側から鏡文字で思考の地図を描いていく様子をご覧いただけます。
日時:2017年10月8日(日)13:00-17:00予定
会場:smokebooks(MOTスポットd) 江東区三好3-9-6
不定期に会場の窓に石塚まこが作品を描きます。

参加作家によるアーティストトーク

鎌田友介、Atsuko Nakamura、守章、ミリアム・レフコウィッツ、田部井勝彦+藤木淳(東京藝術大学芸術情報センター 清澄白河プロジェクト)がそれぞれの作品について語ります。
日時:2017年10月14日(土) 15:30-17:30
会場:三好地区集会所 (江東区三好3-7-10) ※会場は都合により変更になる場合がございます。
定員:40名(事前予約不要、先着順)
参加方法:当日直接会場にお越しください。

ミリアム・レフコウィッツによる参加型パフォーマンス
「Walk, Hands, Eyes(Tokyo)」

参加者は目を閉じ、ガイドに導かれながら、まちを1時間歩きます。
視覚以外の感覚や想像が織り成すまちを体験するためのパフォーマンスです。
日時:2017年10月14日(土)、15日(日)13:00-15:00
場所:清澄白河エリア
定員:10名(事前予約不要、先着順)
参加方法:当日12時から案内所(江東区三好2-17-11)にて整理券を配布します。

Atsuko Nakamuraによるワークショップ
「水のプリントに挑戦してみよう!」

水の模様をインクで紙に写し取ってしおりやブックカバーなどを作成します。
日時:2017年10月22日(日)14:00-16:00(出入り自由のオープンワークショップ)
会場:前田建具新倉庫(MOTスペースEの 向かい)
参加方法:当日直接会場へお越しください。

ウェンデリン・ファン・オルデンボルフによるトーク・イベント

現在の社会的状況や歴史のあり方について、社会のさまざまな立ち位置の人々といかにともに考え、映像表現を行ってきたのか、過去の作品も紹介しつつトークを行います。
日時:2017年10月28日(土)15:00-17:00
会場:東京藝術大学上野キャンパス アーツ・アンド・サイエンス・ラボ 4F 球形ホール
定員:50名(先着順)
参加方法:事前予約不要。当日直接会場にお越しください。

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《Après la reprise, la prise》(2009)スチル画像

ARまちあるきツアー 
「清澄白河 / MOTサテライトをめぐる」

AR(拡張現実感)を使って現在と過去の風景をタブレット端末に映し出し、ガイドの解説を聞きながらMOTサテライト会場周辺を散歩します。江東区で人気を博したツアーの番外編をぜひお楽しみください。
日時:2017年11月3日(金) 10:00-11:30 
定員:10組 小学生以上(小学生は保護者同伴) 
申込方法:往復ハガキまたはメールに
①件名「11/3 ARまちあるき」、②氏名・年齢、 ③同行者氏名・年齢(2名まで)、④住所、⑤電話番号 をご記入の上、下記までご郵送・送信ください。
応募締切:2017年10月25日(水)必着
宛先:
(E-mail) arwalk@mot-art.jp
(往復ハガキ) 〒135-0016 東京都江東区東陽7-3-5 東京都現代美術館リニューアル準備室 AR係
*希望者多数の場合は抽選となります。
当選した方へは当日の集合場所等詳細をE-mailまたは返信ハガキにてご案内いたします。

※いただいた個人情報に関しては、公益財団法人東京都歴史文化財団のプライバシーポリシーに基づき、慎重に管理し、本事業のご案内、連絡等以外には使用しません。
※都合により内容が変更となる場合はございますのでご了承ください。

錯視ブロックワークショップグループ
「サッカク・ブロック・ワークショップ」

ブロックを組み立てながら、だまし絵や知覚のトリックで知られる「錯視」の立体を作り、撮影を楽しむワークショップです。
日時:2017年11月3日(金・祝)・4日(土)14:00-16:30
会場:江東区立白河こどもとしょかん
定員:10組(事前予約不要、各回とも先着順)
参加方法:当日直接会場にお越しください。


冨井大裕によるイベント
「時間の彫刻」

《body work》の新作を、会場付近で不定期に展示します。
日時:2017年11月4日(土)11:00-17:00
会場:東京藝術大学上野キャンパス アーツ・アンド・サイエンス・ラボおよびその周辺
参加方法:当日直接会場にお越しください。

 

パフォーマンス
古川聖・藤井晴行・濱野峻行・小林祐貴「Architecture dreams Music / 建築が夢見る音楽」

清澄白河地域に由来する歴史的な建築空間から音楽表現を自動生成し、生み出された楽譜の演奏を行います。
日時:2017年11月5日(日)15:00-16:00
会場:龍徳山 光厳教寺 雲光院(江東区三好2-17-14)
定員:50名(事前予約不要、先着順)
参加方法:当日直接会場にお越しください。

 
 

展覧会情報

会期

2017年10月7日(土)-11月12日(日)

会場

・清澄白河エリアの各所
・東京藝術大学上野キャンパス
 アーツ・アンド・サイエンス・ラボ

  MOTサテライトMAP

アクセス

・清澄白河エリアの各所
東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄大江戸線
「清澄白河」駅 B2出口または A3出口

・東京藝術大学上野キャンパス
 アーツ・アンド・サイエンス・ラボ

JR上野駅公園口下車徒歩10分
東京メトロ銀座線、日比谷線上野駅下車徒歩15分
京成上野駅下車徒歩15分

■清澄白河エリアと上野会場間のアクセス
清澄白河駅→(東京メトロ半蔵門線)→三越前駅(東京メトロ銀座線)→上野駅

**専用の駐輪場・駐車場はございません。
ご来場の際は公共の交通機関でお越しください**

案内所およびメイン会場
(MOTスペースA~G)

清澄白河エリアへお越しの際はまずは案内所へお立ち寄りください。
ガイドマップを配布しております。
*全7ヶ所のMOTスペースでもガイドマップを配布しております。

開場日時:
2017年10月7日(土)から11月12日(日)までの木・金・土・日、祝
11:00〜18:00
観覧料:無料

案内所  
江東区三好2−17−11
(東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄大江戸線「清澄白河」駅A3出口から徒歩約6分、
東京メトロ半蔵門線「清澄白河」駅B2出口から徒歩約3分)
『MOTサテライト』の展示やイベント等についてご案内いたします。
清澄白河エリアへお越しの際は、まず案内所にお立ち寄りください。

・MOTスペース会場詳細
清澄白河エリア
A) 深川資料館通り商店街協同組合事務所1F(江東区三好3−8−5)
B) グランチェスター・ハウス(江東区三好3−8−5)
C) 旧喫茶店(江東区三好3−4−7)
D) 三好の旧製本所(江東区三好2−15−3)
E) 三好の旧建具屋(江東区三好2−2−5)
F) 平野の旧印刷所(江東区平野1−9−5)

上野会場
G)東京藝術大学 上野キャンパス アーツ・アンド・サイエンス・ラボ
(台東区上野公園12-8)

バリアフリー情報はこちら

その他会場(MOTスポット)

清澄白河エリアの店舗・カフェ等
会期:2017年10月7日(土)-11月12日(日)
開場日時:各会場により異なります。
観覧料:無料

会場:
江東区立深川図書館/ Coci la elle/ smokebooks/ オールプレス エスプレッソ/ 三河屋さんの米置き場/ 大久保クリーニング/ ナンディニ/ 御菓子司 双葉/
株式会社スタートライン 以上9か所

各スポットの基本情報等はマップにてご確認ください。

『MOT Navi 2017』リリースのお知らせ

MOT Naviはサテライトの各会場をめぐり、東京都現代美術館(休館中)までの道のりを楽しむARナビゲーションアプリです。
ダウンロードはこちらへ http://motnavi.com/index.html
清澄白河/上野のMOTスペースを巡ってスタンプを集め、オリジナルグッズをGETしましょう!

(グッズは先着順、なくなり次第終了です。)

*ダウンロード・動作には十分な空きメモリ(アプリ約50Mb以上)が必要です。
*アプリの設定からMOTNaviの「位置情報」をONにしてお使いください。
*推奨スペック iOS 7.0以降のiPhone /Android6以降を搭載したスマートフォン
(一部機種は動作しない可能性があります。悪しからずご了承ください。)

お問い合わせ

03-5777-8600(ハローダイヤル)
8:00-22:00 年中無休
または
03-5633-5860
(東京都現代美術館 リニューアル準備室代表)
平日9:30-18:00

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