坂本龍一 | 音を視る 時を聴く
東京都現代美術館では、2024年12月から音楽家・アーティスト、坂本龍一(1952-2023)の大型インスタレーション作品を包括的に紹介する、日本では初となる最大規模の個展を開催いたします。坂本は多彩な表現活動を通して、時代の先端を常に切り拓いてきました。2000年代以降は、さまざまなアーティストとの協働を通して、音を展示空間に立体的に設置する試みを積極的に思考/実践しました。今回の展覧会では、生前坂本が本展のために構想した新作と、これまでの代表作を美術館屋内外の空間にダイナミックに構成・展開し、クロニクル展示を加えて、坂本の先駆的・実験的な創作活動の軌跡をたどります。
坂本龍一 (さかもと・りゅういち/音楽家)
1952年、東京都生まれ。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年「Yellow Magic Orchestra」結成に参加し、1983年の散開後も多方面で活躍。映画『戦場のメリークリスマス』(83年)の音楽では英国アカデミー賞、映画『ラストエンペラー』の音楽ではアカデミーオリジナル音楽作曲賞、グラミー賞、他を受賞。環境や平和問題への取り組みも多く、森林保全団体「more trees」を創設。また「東北ユースオーケストラ」を立ち上げるなど音楽を通じた東北地方太平洋沖地震被災者支援活動も行った。1980年代から2000年代を通じて、多くの展覧会や大型メディア映像イベントに参画、2013年山口情報芸術センター(YCAM)アーティスティックディレクター、2014年札幌国際芸術祭ゲストディレクターを務める。2018年piknic/ソウル、2021年M WOODS/北京、2023年 M WOODS/成都での大規模インスタレーション展示、また没後も最新のMR作品「KAGAMI」がニューヨーク、マンチェスター、ロンドン、他を巡回するなど、アート界への積極的な越境は今も続いている。2023年3月28日、71歳で逝去。
基本情報
- 会期
2024年12月21日(土)~2025年3月30日(日)
- 開館時間
10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
- 休館日
月曜日(1月13日、2月24日は開館)、12月28日~1月1日、1月14日、2月25日
- 会場
東京都現代美術館 企画展示室1F/B2F
- 観覧料
未定
- 主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、
朝日新聞社、テレビ朝日- 協賛
カカクコム、デジタルガレージ、東邦レオ、NISSHA、
ニューバランスジャパン、山田養蜂場- 特別協力
KAB Inc.、KAB America Inc.、ダムタイプオフィス、
エイベックス・エンタテインメント、ケィ・ガレージ、タケナカ、
東邦レオ、ホットスタッフプロモーション、ユニクロ- 協力
J-WAVE
- 助成
文化庁・令和6年度我が国アートのグローバル展開推進事業
- 機材特別協力
イースタンサウンドファクトリー
- 技術協力
ヘキサゴンジャパン
- 機材協力
アートウィズ、カラーキネティクス・ジャパン、ブリックス