横尾忠則 森羅万象
展覧会概要
横尾忠則(1936年生)は、1960年代初めのデビュー以来、グラフィック・デザイナー、イラストレーターとして、つねに時代をリードし、世界的な注目を集めてきました。横尾の活動は、通常のグラフィック・メディアにとどまらず、演劇、映画、音楽、放送、文筆など、あらゆる表現メディアに及んでいます。また、40年にわたって、若い世代のライフ・スタイルや世界観にも大きな影響を与えるオピニオン・リーダーであり続けています。
それとともに横尾は、1981年のいわゆる「画家宣言」以降、多様な主題とスタイルを駆使して、鮮烈な絵画作品の数々を精力的に描き続けてきました。20年間の「画家」としての活動から生み出された数百点にのぼる作品群は、いわゆる「現代美術」の狭い枠の中にとどまらず、人間の普遍的な感情や記憶に直接訴えかける、アート本来の力を持っています。
この展覧会では、40年以上に及ぶ横尾忠則の活躍の全貌を、絵画を中心とした約400点の作品を通じ、19のテーマ別に構成して、総合的に紹介するものです。1965年の最初の個展の出品作から最新作まで、多面的な作家の全貌を鳥瞰する、これまでで最大規模の回顧展です。あわせて、現在進行中の大プロジェクト「トレヴィの泉」のマケットも初公開されます。
展覧会情報
展覧会名
横尾忠則 森羅万象
会 期
2002年8月10日(土)〜2002年10月27日(日)
休館日
月曜日(ただし9月16日、9月23日、10月14日は開館、9月17日、9月24日、10月15日は閉館)
開館時間
10:00〜18:00(金・土曜日は10:00~20:00)(入場は閉館の30分前まで)
観覧料
一般1,000円、学生800円、中高生・65才以上500円
主 催
東京都歴史文化財団/東京都現代美術館/朝日新聞社
協 力
大塚オーミ陶業株式会社/ ソニーマーケティング株式会社/ 凸版印刷株式会社/ リキテックス 株式会社バニーコーポレーション/
ホルベイン工業株式会社/ 森ビル株式会社