「翻訳できない わたしの言葉」展関連プログラム

【受付終了】哲学対話「言葉で伝えあうってどういうこと?」

〜展覧会を観る前後に、のんびり哲学対話〜

「翻訳できない わたしの言葉」展の関連プログラムとして、哲学対話を行います。
言葉について、展示作品について、対話をしながら自分の頭で考えてみます。
展覧会を観てから哲学対話に参加するもよし、哲学対話をしてから展覧会を観るもよし。展示室内のラウンジに集まって、一緒に考えを深めていきましょう。哲学についての知識は必要ありません。おしゃべりが上手でなくても大丈夫です。じっくり探求する心と、他の人の発言を待てるゆったりした気持ちをもってご参加ください。

★哲学対話とは?
参加者ひとりひとりが「哲学する人」になって、問い、話を聴きあい、ゆっくり・じっくり考えを深めていきます。
すべての参加者は、ひとりひとりが考える人として対等であり、多様な経験を持つ個人として尊重されます。誰かに何かを「教わる(教える)」場ではありません。全員が安心して「考える」場を作りあげていくことを大切にしています。

哲学対話のコツ
・ゆっくり、じっくり、考える
・わからなくなってもいい
・話がまとまらなくてもいい
・みんなと違うことを言ってもいい
・言いたくないことは言わなくていい
・人を感心させるようなことを言わなくていい
・聴いているだけでもいい
・沈黙は気にしなくてもいい

過去の哲学対話の様子(東京都現代美術館、2023年)

ファシリテーター
土屋陽介さん(開智国際大学教育学部、毎日小学生新聞「てつがくカフェ」連載担当・・・ツチヤさん)

ファシリテーターからのメッセージ
「なんでぼくがなにかを言うと、言われた人は理解してくれるんですか?」―――この疑問は、4年ほど前に東京都八王子市の小学3年生から送られてきて、毎日小学生新聞の週刊連載「てつがくカフェ」のコーナーで取り上げたものです。「なんで私の話を理解してくれないの!」とすぐ口にする大人が多い中、「なんで理解してくるんですか?」というこの子どもの素朴な疑問には、思わず意表を突かれた思いがしたことをいまでも覚えています。

言葉が伝わるということ、理解し合えるということ、これらは一見あたりまえのように見えて、よくよく考えてみるとなんだか不思議なことのような気がしてきます。「わたしの言葉」がわたしのものであり、本来はわたしだけの「翻訳できない」ものであるならば、その言葉が「伝わる」っていったいどういうことなんだろう?そんなふうに考えてみると、そもそも「言葉」ってなんだっけ?「わたし」ってなんだっけ?ぐるぐる、ぐるぐる・・・

日曜日の午後。展覧会を観る前に、あるいは観た後に集まって、「伝わる」っていったいなんだろうと、一緒に頭をひねって考えてみませんか?

基本情報

日時

2024年69() 14:00~16:00

会場

東京都現代美術館 企画展示室1F 翻訳できない わたしの言葉」展会場内ラウンジ

参加費

無料
*ただし、当日有効の本展チケットまたはMOTパスポート、身体障害者手帳等のご提示が必要です。

対象

中学生以上

定員

15人程度(事前申込優先、先着順)
状況に応じて当日参加も受け付けます。

申込方法

申込みフォームよりお申込みください。定員に達し次第、受付を終了します。
※定員に達したため、受付を終了しました。

哲学対話の前に展覧会を観ておくことをおすすめしますが、必須ではありません。対話の後の鑑賞でも大丈夫です。

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