「ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台」展 関連プログラム
IWAKANと考えるジェンダーと創造
日々の生活で感じる「違和感」とまっすぐと向き合い、語りの場をつくりだす雑誌『IWAKAN』との共同企画によるイベント。「もしもあなたの体がなくなったら、何をもって女性を定義しますか?」という問いに答えた女性たちの声を再生する「女声展」、フェミニズム、クィアに焦点を当てた雑誌やZINEを制作しているコレクティブによるラウンドテーブル、そしてアーティストのハスラー・アキラ氏をゲストに迎えてのトークセッションを開催します。また会場には、loneliness booksがクィア、ジェンダー関連の書籍を紹介するコーナーもあります。
【タイムスケジュール】
10:00-13:30 女声展
14:00-16:00 BGU、over and over、IWAKANによるラウンドテーブル
16:15-18:00 アキラ・ザ・ハスラー、IWAKAN、崔敬華(東京都現代美術館)によるトークセッション
登壇者紹介
IWAKAN
登壇者:Andromeda、Jeremy Benkemoun、Lana Kageyama、Yuri Abo
2020年10月創刊。世の中の当たり前に“違和感”を問いかけることをコンセプトに、”違和感”を抱く人たちに寄り添うインディペンデントマガジン。違和感には答えがない、でも、私が感じている違和感を誰かと話したい。そんな世の中の当たり前に”違和感”を感じるすべての人たちと共に考え、新たな当たり前を共に創造し提案するために、アートエディトリアルからアカデミックな対話まで網羅し、紙媒体を介して地方でもポップアップイベントを行っている。ジェンダー、セクシュアリティ、男女二元論への違和感など、広いテーマでユーモラスかつ真剣に向き合う。
over and over magazine
登壇者:saki – sohee、miyaki kai
over and over magazineは、社会・日常の選択を問い直すインディペンデントマガジン。創刊号となるVol.01「選択」では文化の盗用や気候ムーブメント、〇〇らしさと資本主義の相関性に関するインタビュー他、寄稿や編集者によるエッセイなど、選択にまつわる小さな声に光を照らしている。来夏、Vol.02発売予定。
B.G.U. zine
登壇者:森本優芽、マヨ
B.G.U.はクィアで、インターセクショナル・フェミニストの無料ZINEと有志のコレクティブ。2017年に1号目を発行してから、日英バイリンガルの記事を通してアクティビズム、アート、アクセシブルをキーワードに活動を展開する。全てのクィアのために、全ての抑圧に反対し、声を上げて、スペースを創る。
ハスラー・アキラ
1969年東京生まれ。京都市立芸術大学大学院絵画研究科修了。2000年よりAkira the Hustler名義で、国内外の展覧会に出品。2003年から2010年まで東京においてHIVを巡る情報の提供を目的としたコミュニティセンターの運営に参画。アートを手段に届けるべき相手に情報を届けるためのプログラムの運営に携わる。2004年からLGBTを含む、HIV陽性者やその周囲の人々のリアリティを可視化するプロジェクト「Living Together 計画」を発足、2011年まで運営する。
loneliness books
東京に拠点を置く出版社/書店。アジア圏のクィアやジェンダーに関する書籍を多く取り扱う。
基本情報
- 日時
2023年1月22日(日)10:00~18:00
- 会場
東京都現代美術館 B2F 講堂
- 定員
180名(事前予約不要・先着順) ※途中入退場自由
- 参加費
無料