• 教育普及「普及プログラム:ワークショップ」

東京都現代美術館ワークショップ2022

偏愛会議~開け!あなたの偏な愛~

【募集終了】

「自身に息づいている、モノ・コトへのこだわりを探る!」

今回のワークショップでは、講師に「ユーモアで共同体験を促すメディア」を数多く制作している佐々木遊太氏を迎えます。佐々木氏が制作する共同体験は、オフライン/オンラインを問いません。街頭紙芝居の実演やインタラクティブな映像装置といった実空間に立脚するものから、ウェブアプリケーションをはじめとする、バーチャル空間で営まれるアクティビティまでと幅広いものです。
また佐々木氏の作品群における技術のあり様は、一見すると節操がありません。映像、電子デバイス、通信技術、アプリケーション、3DCG、音響など、手段を選ばないのが特徴です。そして、ここに一貫しているのは、ユーモアを通して共同体験が生まれるさまに対する、佐々木氏の「偏愛(※)」です。その偏愛を満たすためなら、どんな技術も取り込んでゆくといいます。こうでなければ気が済まない、この景色を見なければ気が済まない、どうしてもこれのことばかり考えてしまう……こうした偏愛は、それをもつ本人にしかなし得ないものづくりを駆動するエンジンになるといいます。

そこで、本ワークショップでは、「偏愛」をテーマに、参加者がそれぞれの偏愛するモノやコトを持ち寄り、語り合い、体験・共有し、皆で楽しもうという内容です。参加者は自身の偏愛に自覚的になると同時に、さまざまな他人の偏愛に触れ、楽しむ経験を通し、生き方の多様さに気づき、愛するモノ・コトへの視座をさらに拡張していければと思います。ワークショップの最終回には、各自の偏愛エピソードを素に佐々木氏が編集した映像を鑑賞する予定です。

さあ、集まれ偏愛の語り部たち!

※偏愛:特定のものへの強烈な愛。本ワークショップでは、モノへの愛ばかりでなく、食べ方、行動、習慣などを愛するコトも含みます。

講師プロフィール

佐々木 遊太(ささき ゆうた)
1982年生まれ。大学時代、終電を逃して宿泊したサウナで、背景の異なる人々が、同じテレビを見て共に笑っている状況に遭遇し、ピントが明確になる。以降、オンライン・オフラインを問わず、多様な背景が混在する「状況」を制作してきた。こうした制作活動を起点に、科学館における展示企画開発や、大学の情報系・芸術系部局における研究員などを経て、現在は宇宙航空研究開発機構(JAXA)で映像関連の業務に従事しながら、東京大学大学院新領域創成科学研究科で非常勤講師をしている。CREATIVE HACK AWARD 2016グランプリ、第15回・第19回・第25回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査委員会推薦作品など。
https://sasaki-sasaki.com/info/

基本情報

日時

全3回、A/B 2チーム制のワークショップです。※全3回参加が可能なこと。

■1回目:202287日(日)
Aチーム 10:15-13:00
Bチーム 14:30-17:15

■2回目:2022814日(日)
Aチーム 10:15-12:15
Bチーム 14:30-16:30

■3回目:2022821日(日)
Aチーム、Bチーム 13:3015:00

募集人数・対象

Aチーム:5名18歳以上~30代まで)

Bチーム:5名40歳以上)

場所

東京都現代美術館 地下2階 スタジオ

参加費

3,000円(3回分通じての料金です。ワークショップ当日現金にてお支払いいただきます。途中欠席しても返金はありません)

申込方法

募集は終了しました。
※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
※当選結果は申込締め切り後、2022年7月26日(火)までに応募者全員にメールでご連絡します。
※新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から必要な対策を講じて実施します。

申込締め切り

2022年7月24日(日)17:00

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