ジャン・プルーヴェ展 関連プログラム
【申込受付終了】シンポジウム
「ジャン・プルーヴェから学ぶべきこと」
ジャン・プルーヴェは1901年にパリで生まれ、激動の20世紀を駆け抜けた建築家・デザイナーでした。彼のものづくりへの思考は、単に建築の工業化へのプロセスに至るデザインの合理性や経済性に留まらず、素材と技術のシナジーや環境負荷の低減といった、持続可能な社会構築への可能性を示唆していると思われます。このシンポジウムでは、プルーヴェの生み出したものや空間のデザインに内在するこうした多面性について、21世紀の現在において、主に建築の専門家らと共に再解読することを試みます。
前半 13:00-14:40
プレゼンテーション
登壇者:岩岡竜夫(冒頭趣旨説明)、マニュエル・タルディッツ、石田 潤、横尾 真、金野千恵、山名善之
休憩 14:40-15:00
後半 15:00-16:00
ディスカッション・座談会
基本情報
- 日時
2022年7月24日(日)13:00-16:00(受付12:30-)
- 会場
東京都現代美術館 B2F 講堂
- 定員
180名(先着順/事前申込制)
- 参加費
無料(ただし当日有効の「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」チケットまたはMOTパスポート、身体障害者手帳等のご提示が必要です)
- 申込方法
※7月1日(金)10:00より以下申込フォームにて予約開始。
申込フォーム ※定員に達したため、お申込みを終了いたしました。
必ず、参加される方のお名前でお申込みください。※感染状況によっては、中止となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
登壇者プロフィール(五十音順)
■ 石田 潤(建築家、リンク建築設計工房主宰)
1999年、東海大学工学部建築学科大学院修了。2000年よりリンク建築設計工房主宰。2004年「ジャン・プルーヴェ」巡回展(ヴィトラデザインミュージアムと協働)に企画から携わる。目黒区美術館ワークショップ「飛び出せ!私の家」でJIAゴールデンキューブ賞金賞。住宅設計で木材活用コンクール住宅賞、グッドデザイン賞受賞。ほか環境復元活動で「緑の環境デザイン賞」国土交通大臣賞受賞(NPOグランドワーク三島と協働)。
■ 岩岡竜夫(東京理科大学教授、本展学術協力)
長崎市生まれ、松本市育ち。1985年、武蔵野美術大学大学院修了。1987〜88年、パリ・ベルヴィル建築学校留学。1990年、東京工業大学大学院博士課程修了、工学博士。1995~2010年、東海大学代々木校舎にて研究室を開設。2011年より東京理科大学理工学部建築学科教授、現在に至る。2016年、フランス・リール建築大学客員教授。日仏工業技術会常務理事。主な作品:アビタ戸祭(共同設計)、台形面の家、乃木坂ハウス(自邸)、など。主な著作:『図1~5』(共著、東海大学出版会ほか)。
■ 金野千恵(建築家、t e c o 主宰、京都工芸繊維大学特任准教授)
t e c o 主宰 / 京都工芸繊維大学特任准教授。1981年神奈川県生まれ。東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了、博士(工学)。住宅、福祉施設、公共施設などを幅広い建築設計とともに、家具デザインやアートインスタレーション、まちづくりを手がけ、仕組みや制度を横断する空間づくりを試みている。主な作品:向陽ロッジアハウス(2011、東京建築士会住宅建築賞金賞ほか)、ヴェネツィア・ビエンナーレ2016 日本館会場デザイン(2016、審査員特別表彰)、幼・老・食の堂(2017、SDレビュー鹿島賞)など。
■ マニュエル・タルディッツ(建築家、明治大学特任教授)
1959年パリ生まれ。1984年フランス建築学校UPA1卒業、1988年東京大学大学院修士課程修了。1995年みかんぐみ共同設立。2005〜15年ICSカレッジオブア−ツ副校長。2006年フランス国芸術文化勲章(シュバリエ)受勲。2013年から明治大学特任教授。主な作品:NHK長野放送会館、フランス大使公邸再生、愛知万博トヨタ館、愛知万博フランス館、mAAch ecute神田万世橋再生、フランス国立極東学院・京都支部。主な著作:団地再生計画(Inax出版)、東京断層(鹿島出版)、日本・家の列島(鹿島出版)。
■ 山名善之(建築家 / 美術史家 東京理科大学教授)
東京理科大学教授、美術史家・建築家。1966年東京都文京区生まれ。東京理科大学卒業、香山アトリエを経て渡仏。パリ・ベルヴィル建築学校dplg課程およびパリ第一大学博士課程終了、アンリ・シリアニ・アトリエ、ナント建築学校等に勤務。2002年より東京理科大学勤務。ヴェネツィア・ビエンナーレ特別審査員賞、フランス芸術文化勲章(シュバリエ)、日本イコモス賞等を受賞。著書:『世界遺産ル・コルビュジエ作品群』、『ジャン・プルーヴェ』など。
■ 横尾 真(構造家、シンガポール国立大学客員上級研究員 / 東京理科大学客員准教授)
構造家、博士(工学)。1975年生まれ。東海大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了後、池田昌弘建築研究所を経て2004年にOUVI設立。2016年東京理科大学大学院理工学研究科建築学専攻博士後期課程修了。2017-19年、ベオグラード大学特別講師(2017年度文化庁在外研修制度1年研修生)。2020年よりシンガポール国立大学客員上級研究員。2022年より東京理科大学客員准教授。主な構造設計作品に、SNARKとの協働「中郷の家」(2019)、atelier nishikata設計の「4 episodes」(2014)、POINTとの協働「ジュッカイエ」(2009)など。現在、ジャン・プルーヴェの窓について、窓研究所のウェブサイトにてコラムを執筆中。