「ダムタイプ|アクション+リフレクション」 関連プログラム
パフォーマンス記録映像 《S/N》 特別上映 + THE OK GIRLS SHOW 【受付終了】
「ダムタイプ|アクション+リフレクション」展の関連プログラムとして、特別上映会&ショウを開催します。(基本情報、詳細、お申込み方法はページ下段をご覧ください。)
《S/N》のクリエイション・メンバーとして音楽を担当した山中透のライブ・オペレーションにより、《S/N》記録映像を特別上映します。また、上映にあわせて、ダムタイプのメンバーであり《S/N》の出演者でもある砂山典子、田中真由美、薮内美佐子によるユニット「THE OK GIRLS」のショウを開催し、ダムタイプ・メンバー藤本隆行による照明、濱哲史による音響で演出します。
※本イベントには、刺激的な場面が含まれます。小さなお子様をお連れのお客様はご留意の上、ご参加ください。また上映中・上演中の入退場は原則としてご遠慮いただいております。
基本情報
《S/N》記録映像 (1995/2005, 86分)
インスタレーション等も含むプロジェクトとして1992年に始まった《S/N》。「S/N」とは「Signal/Noise」を意味し、信号の中にどれだけのノイズが含まれるかを計測する音響用語「S/N比」に由来している。パフォーマンスは、1994年、オーストラリアのアデレード・フェスティバルで初演。今日の社会が直面する切実な問題―ジェンダー、エイズ、セクシュアリティなどをテーマに、現代社会が抱える、人種、国籍、あらゆるマイノリティや性差別などを正面から捉え、パフォーマンスのみならず周囲の多様なコミュニティとの交流・連携など、具体的なアクティビズムを巻き込み展開された。翌1995年、ディレクターである古橋悌二がHIV感染による敗血症のため急逝するまで、約20ヶ月の間に12カ国16都市で上演され、大きな反響を呼び、古橋の死後も、古橋不在の《S/N》は5ヶ国・6都市で上演された。
パフォーマンス初演:1994年 オーストラリア、アデレード
出演:石橋健次郎、鍵田いずみ、小山田徹、ピーター・ゴライトリー、砂山典子、高嶺格、田中真由美、古橋悌二、薮内美佐子
映像編集:高谷史郎
翻訳:アルフレッド・バーンバウム
撮影:日本衛星放送WOWOW(1995年 スパイラルホール/東京) © dumb type
THE OK GIRLS
ダムタイプのパフォーマンス《pH》のパフォーマーとして出会った、ミサコ (画家)、マミ (音楽家)、スナボウ (舞踊家)のトリオ。ダムタイプツアー中の1992年、マドリッドのバーゲンセールワゴンから [ OK ] と書いてある水着を発掘し、「OK GIRLS」を発足。路上、クラブ、TVなど声がかかればホイホイ出張。「これ、変じゃない?」という違和感に、ボケと突っ込みを入れるパフォーマンスを展開。古橋悌二のHIV感染カムアウトを機に、“ヒューマン・リブ” を掲げ、“文化のウンコを投げ合おう!” を旗印に、国際HIV / AIDS 会議や、AIDS Benefit Partyでのショウ、現代美術界隈でもパフォーマンスを繰り広げ、90年代を盛り上げた。活動休止を経て2015年より古橋悌二の生誕祭にて復活。
山中 透(やまなか とおる)
1960年大阪生まれ。作曲家、プロデューサー、DJ。学生時代、京都を中心に実験音楽系のフィールドで活動し、マルチメディア・パフォーマンスグループ「ダムタイプ」の立ち上げに参加。最初期メンバーとして音楽と音響を担当。いまも続く伝説的なドラッグクイーン・イベント「Diamonds Are Forever」のDJ・主催者で、多様な分野の人々と積極的にコラボレーションを行っている。「三代目、りちゃあど」(野田秀樹脚本、オン・ケンセン演出、2016年)、高橋匡太による「興福寺中金堂落慶法要ライトアップ」(奈良、2018年)に参加。2019年にはMuDA 「K.R.O.P.P EXTENDED 2019」 (スウェーデン)、矢内原美邦 「春夏秋冬」 (インドネシア)、高橋匡太 RRBV(横浜)、駿府城ライトアップ(静岡) の楽曲を担当。2016年よりダムタイプ在籍時の楽曲を演奏するソロ・ライブを行う。
THE OK GIRLS インタビュー
イベントにあわせて行われたTHE OK GIRLSインタビューを全3回にわけて公開しています。
第1回 THE OK GIRLSインタビュー
第2回 THE OK GIRLS結成!
第3回 これからもTHE OK GIRLS!