2022年10月10日(月)

第61回MOT美術館講座「《モナ・リザ》スプレー事件をめぐって―ウーマン・リブと障害者運動」

MOT美術館講座

今回の講座は、企画展「MOTアニュアル2022 私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ」に関連したプログラムとして実施しました。「MOTアニュアル2022」に出品されていた工藤春香《あなたの見ている風景を私は見ることはできない。私の見ている風景をあなたは見ることはできない。》で取り上げられている米津知子氏について、ウーマン・リブや障害者運動の歴史を辿りながら彼女の人生に迫った『凜として灯る』の著者で、障害者文化論を専門とする荒井裕樹氏にご登壇いただきました。米津氏のモナリザ・スプレー事件に至った経緯を紐解きながら、彼女が向き合い続けた交差性と社会との関係について考える機会になったのではないでしょうか。なお、情報保障の一環として手話通訳も導入しました。

プログラムの様子は こちら

第61回MOT美術館講座「《モナ・リザ》スプレー事件をめぐって ―ウーマン・リブと障害者運動」
日時:2022年10月10日(月祝) 14:00~15:30
登壇者:荒井裕樹(障害者文化論、日本近現代文学)
モデレーター:西川美穂子(当館企画係 学芸員)
手話通訳:和田みさ、村山春佳
参加者数:86人

活動報告