ちいさなこどもと おかあさん、おとうさんのためのひよこツアー
4~6歳のお子さんと保護者のペアを対象に、
ギャラリークルーズ「ひよこツアー」を実施しました。
例年人気のこのツアー。
午前、午後の各回定員10組のところ、申し込みは約8倍!
「こどもと一緒に美術館を楽しみたい」という方や、
「こどもが飽きないか心配...」と不安や悩みをお持ちの方など、
多くの方からのご応募をいただきました。
はじめにスタジオで作品鑑賞のヒケツやマナーをお伝えした後、
2チームに分かれて、MOTコレクション(常設展)を鑑賞しました。
今回の鑑賞ツールは、前回のツアーで初登場した
「キョロ、キョロ・カード」がバージョンアップして再登場!
カードのマス目に書かれた「キラキラ」「ぐねぐね」...など、
いくつかのキーワードを、親子でお話しするきっかけにしてもらいながら、
作品を見てまわります。
また、今回のお楽しみ要素として「スペシャル!」という空欄のマスが。
お子さんが好きなもの、色、食べ物、ことば...など、自由に考えた
オリジナルキーワードを、出発前に書いてもらいました。
もしかしたら、自分の好きなものが、展示室にもあるかも...!?
展示室では、手をつないでゆっくり移動。
興味のままにキョロ、キョロしながら鑑賞する楽しみを、体験してもらいました。
どの作品がどのキーワードに当てはまるかは、それぞれの見方次第。
正解は一つだけ、ではありません。
名和晃平の「キラキラ」した鹿の作品に目をかがやかせて見入ったり(写真左)、
大竹富江の抽象彫刻の前では、「ぐねぐね」の形を指でたどったり(写真右)。
スペシャルマスに「でんしゃ」と書いていた男の子。
電車が描かれた作品が展示されているという、偶然の出会いも!
1時間ほどのツアーの後、アンケートを記入していただいて終了。
「こどもが興味を持って見ていたのにはおどろきました。」
「こどものつぶやきを聞いて、面白い発想だなと思いました」
「作品を見てこどもが「気持ちわるい」と言うのも、それも自然な気持ちだと受け入れることの大切さを思った」
「キョロキョロカードは、とても良いですね!」
「こどもの見方と自分の見方が異なり、楽しかったです」
などの声がありました。
保護者の方がアンケートを書いている間、
ある男の子は、マスがいっぱい!の自作の
キョロ、キョロ・カードをお絵描きして見せてくれました。
そのカードで、これからもいろんな美術館を楽しんでくださいね!
ちいさなこどもと おかあさん、おとうさんのためのひよこツアー
日時:2014年6月21日(土)1回目10:30~12:00、2回目14:00~15:30
対象:未就学児(4~6歳)とその保護者のペア
参加人数:1回目...14組28人、2回目...12組24人
参加費:無料