2014年05月10日(土)

こども探検クルーズ「はじめての美術館」

ギャラリークルーズ

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小学1~3年生向けの恒例プログラム、
「こども探検クルーズ はじめての美術館」を行いました。
午前午後の各回、約20人が集まってくれました。
美術館初体験となるこども達に、館内を楽しく探検しながら、
様々な機能や設備、働く人に触れ、まずは美術館という場所
そのものに親しんでもらおうという企画です。


教育普及スタッフがリーダーとなり、3グループに分かれ、
バックヤード(美術館の裏側)を含めた美術館探検に出発!
話し合いで行き先を決めながら、進めていきました。


今回のツールは、双眼鏡・懐中電灯・コンパス(方位磁針)の三つの「探検道具」。
どこで役に立つかは、行き先次第です。
上の写真は、美術館の屋上で、マンションの建物越しに
東京スカイツリーの先端を発見し、双眼鏡で眺めているところ。


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探検道具の使い方は、人それぞれ。
たとえばコンパスを、上の写真のように使う子もいれば、
自分なりに考えて、縦にぶら下げて見てみたり、
はたまた、お守りのようにずっと握りしめていたり...
"本来の使い方"はあるにせよ、それにとらわれない
自分なりのオリジナルな使い方も編み出されていました。


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美術館で働く人との出会いも、探検クルーズの醍醐味。
警備員室では、監視モニターの画面を特別に見せてもらい、
「どこにいても見守っているよ。」と優しい言葉をかけてもらいました。(左)
その後、監視カメラを見つけ、笑顔で手を振るこども達。(右)


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事務室では、ちょっと緊張しつつも、副館長と面会。(左)
美術図書室の地下書庫では、司書さんからびっくりするほど巨大な本を
見せてもらいました。(右)


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探検全体を通して、スタッフが心がけたのは、こども達の「想像力」や「好奇心」
を大切にすること。
地下の薄暗い部屋で、懐中電灯で照らしながら、恐るおそる扉を開けたり、(左)
まっすぐな狭い通路を、どこに出るか期待に胸膨らませつつ進んだり。(右)
こども達にとって美術館施設全体が、まさにワクワク、ドキドキの探検フィールドと
なっていました。


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1時間ほどの探検は、あっという間に終了!
最後は「探検の記録」として、おもしろかったことを
絵や文で自由にかいてもらいました。
お家の人に見せて、話のタネにしてもらうとともに、
コピーを取って、参加者アンケートとしても役立てます。


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こども達が帰った後。
落書きだらけになったホワイトボードに小さく、
「おもしろかった」と嬉しい一言!
また、美術館にあそびにきてくださいね!

こども探検クルーズ「はじめての美術館」
日時:2014年5月10日(土)1回目10:30~12:00、2回目14:00~15:30
対象:小学1~3年生
参加人数:1回目...21人、2回目...21人
参加費:無料

活動報告