2014年03月15日(土)

MOTコレクション・ギャラリークルーズ

ギャラリークルーズ

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2013年度最後のギャラリークルーズは、
「何をやるかはお楽しみ!?」という摩訶不思議なタイトル。
対象は、小学生中・高学年。
内容は当日まで秘密にしていたこともあって、
「楽しみにしてきました!」という参加者も多く期待が高まります。


さて、今回の内容はというと、
MOTコレクション(常設展示)の展覧会タイトルが「拡張する眼」ということで、
「目」をテーマに様々な「目」に注目して作品を鑑賞しました。


3チームに分かれ、それぞれに美術館スタッフがリーダーとして付き、
まずは、事前にリーダーが選んだ「一目ぼれした作品」をグループで探すゲーム。
気に入った作品の目の部分のスケッチと、
「目は口ほどに物をいう」ということわざがあるように、
目が語っていそうなメッセージやその作品から感じたことを「一目ぼれシート」にまとめ、
そのシートを手がかりに、該当作品を探しました。


作品をよくみると、実にたくさんの「目」があります。
人物や動物に描かれている目、直接的な目ではないけれど
目のように見えるもの、などなど。


小学生には「一目ぼれ」という言葉はちょっと難しいかもと思いましたが、
一目見て好きになったり、気に入ることと説明するとうんうんとうなずき、
みんな理解してくれたようです。
ある女の子は、自分が持っていたぬいぐるみを見せてくれ、
「これ、一目ぼれしたの」と教えてくれました。


「一目ぼれシート」を手にこどもたちは、
「この目は何だ?」と一瞬戸惑いながらも、
該当作品を探し当てると「なるほどー」と納得していました。


リーダーの一目ぼれ作品を探し出した後は、今度は自分たちでも
同様に一目ぼれ作品を決めて、シートに書き込み、
こども達同士でどんな目の作品を見つけたか紹介しあったり、
探し合ったりしました。


「目をさらのように」とはよくいったもので、
ほんとうにこども達はよく作品をみてくれます。


終了後のアンケートの感想には、
「絵の目に着目したことはなかったので楽しかった」
「目というテーマでも、作品の雰囲気やイメージがすべて違って面白かった」
「普通は近くにあるものを気にしないけど、参加したあとは近くにあるものを気にしてみるようになった」
「同じ作品でも、人それぞれ思っていることも、考えていることも違って面白かった」
とありました。


「目」をテーマに作品を鑑賞しましたが、
今度は「口」や「手」など、他のからだのパーツも
手がかりに見てみるとまた違った鑑賞ができるかもしれません。
皆さんの作品を見る目がいろいろと拡張した一日となりました。

MOTコレクション・ギャラリークルーズ
日時:2014年3月15日(土)1回目10:30~12:00、2回目14:00~15:30
対象:小学4~6年生
参加人数:1回目...13人、2回目...9人
参加費:無料

活動報告