下道基行《見えない風景/深川編》ワークショップ―MOTサテライト 2017秋
MOTスペースA(江東区三好3-8-5)では、下道基行《見えない風景/深川編》を展示しています。
こちらの作品は、MOTサテライトのプレイベントとして9/2に開催された下道基行さんによるワークショップ「見えない風景/深川編」の様子が映像作品となっています。
こちらのブログでは、ワークショップの様子のレポートをご紹介します!
清澄白河駅に集まった参加者の方は、まず下道さんが前日に作った「言葉の地図」を頼りに集合場所を目指します。
午前中は小雨がパラパラ。
それでもみなさん、無事に下道さんの待つ集合場所(三好三丁目児童遊園)にたどり着くことができました。
参加者11名、全員が到着すると、下道さんからワークショップの趣旨と「言葉の地図」のつくり方についてご説明がありました。
このワークショップでは参加者のみなさんにも、ひとり一枚「言葉の地図」を作っていただきます。
説明を聞き終えるとさっそく地図のネタを探しにまち中へ。
普段とは違った視点でまちを見て歩きます。
そして、見つけた"面白いもの"の場所と特徴をまずはひたすら白地図に書き込んでいきます。
「ランドマークやすでにデザインされたものではなく、
もっと何気ないものやこの数時間でなくなってしまうようなものも地図に盛り込んでみましょう」という下道さんの言葉がとても印象的でした。
1時間後、一旦、公園に集合し、「言葉の地図」作りのコツを下道さんから教えていただき、再びまち中へ。
ここからは見つけたものの中から実際に歩くルートを考えていきます。
地図を読む人を迷わせないために大切なことはできるだけ等間隔に目印を置くことだそうです。
お昼休憩をとった後は「言葉の地図」の清書に移ります。
この時も自分でそのルートを歩きながら、本当にその「言葉」で他の人に伝わるのかを確認しながら地図にしていくことが大切なのだそうです。
地図が完成した人から、それを交換してお互いに相手のルートを歩いてみます。
「言葉の地図」をたよりに普段では「見えない風景」を辿るのは非常にワクワクするものでした!
交換して歩いた後には、お互いに感想を伝えます。実際に地図を歩き、
「これが見つけられなかった、あれが面白かった」など感想を言い合うことで、いかに人によって視点が違うかに気付かされた方も多かったようです。
最後に再度全体で集合し、解散となりましたが、時間に余裕があった方はその後も、
他の方の書いた「言葉の地図」を手にまち歩きを楽しんでいました。 (案内所スタッフ S.I.)
このワークショップの様子はMOTスペースA(江東区三好3-8-5)でご覧になることができますので、ぜひご来場下さい。
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「MOTサテライト 2017秋 むすぶ風景」は11/12(日)まで!
詳細は⇒https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-satellite-2/