ミッション[宇宙×芸術]展 大平貴之さんへのQ&A
ミッション[宇宙×芸術]展会場を少し進むと入口が白いカーテンで覆われた部屋があります。
カーテンをめくると床から天井いっぱいに星がきらめく大空間、《夢幻宇宙(MEGASTAR -II: Imaginary Cosmos)》が広がっています。
大平さんが開発されたスーパープラネタリウム《MEGASTAR-II》は従来の数百倍、12.5等星までの星を正確に再現でき、本展では恒星数1000万個が再現されています。
その部屋を抜けると、2名様限定、超小型プラネタリウムを囲んでリクライニングチェアにもたれながら鑑賞する《内的宇宙(MEGASTAR-Jr.: Inner Cosmos)》 サウンドデザイン:有馬純寿、
大空間から一転、プライベートな空間で自己の内側に広がる宇宙を感じることができます。
大平貴之《夢幻宇宙》 2014年 サウンドデザイン:有馬純寿
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大平貴之さんに聞く
宇宙と作品に関する「3つの質問」
1.宇宙に興味を持った時期、きっかけは何ですか?
覚えていません。
2.《夢幻宇宙(MEGASTAR -II: Imaginary Cosmos)》(サウンドデザイン:有馬純寿)では星空にオーロラと雪がみられますが、どのようなイメージで制作されましたか?
現実世界から離れて、「夢の中で見る星空」をイメージして作りました。現実の尺度とは違う宇宙のスケールに触れていただけたら嬉しいです。
3.次なるミッションは何ですか?(今後の活動展開について)
川崎市×川崎フロンターレとのコラボ企画「等々力スタージアム」です。
9/13、20のフロンターレ試合終了後、等々力陸上競技場に宇宙とサッカーをテーマにしたオリジナル映像を投影します。
中村憲剛、小林悠選手との撮影は興奮しました。
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大平さん、ありがとうございました。
大平貴之 Takayuki Ohira
1970年生まれ。プラネタリウム・クリエーター。小学生の頃からプラネタリウムを自作し、大学時代にアマチュアでは例を見ないレンズ投影式プラネタリウム《アストロライナー》の開発に成功。1998年に《MEGASTAR》を発表、国際的に高く評価される。 2012年には独創的な投影方式を持つ《MEGASTAR-FUSION》を開発。文部科学大臣表彰ほか受賞多数。
(ミッション[宇宙×芸術]展スタッフY)