展覧会の運営ボランティアスタッフさん
今回はインターン佐下橋が、「ミッション [宇宙×芸術] 」展と「ワンダフル ワールド」展において、日々の展覧会運営を支えてくれているボランティアの取り組みをお伝えします。
ひとつの展覧会は、展覧会の企画全体を考える学芸員、作品を生み出す作家、展示会場を設営するスタッフ、展覧会情報をお知らせする広報スタッフなど様々な人の協力によって作り上げられています。そうしてお披露目となった展覧会の運営にも実は多くの人たちが携わっていて、作品やお客さまの安全を見守る監視スタッフや、今回ご紹介する展覧会ボランティアといった人たちが活躍しています。
今回の展覧会においてボランティアは、学芸員や作家が日頃行うことができない会場内でのお客さまとの対話や触れ合いを担い、より良い作品鑑賞につなげるサポートを行っています。
展覧会ボランティアはこのような名札をつけています。
展覧会ボランティアは、事前説明会への参加や活動の情報共有をするミーティングを通じて、作品理解や鑑賞サポートのコツを学び、会期中は毎日お客さまをお迎えしています。
例えば、「ミッション [宇宙×芸術] 」展の 《スペースダンス・イン・ザ・チューブ》 を担当するボランティアは、お客さまに少しでも多く作品を楽しんでもらえるように何度もチューブの中に入っておススメの体勢を研究したり、作家に提供していただいた作品解説集を読み込むことでお客さまの疑問に答えられるように準備しています。
チューブ出口でお出迎え。
沢山のこどもたちで賑やかな「ワンダフル ワールド」展のボランティアは、船井美佐さんの 《楽園/境界》 を小さなお子さまが安全に楽しく体感できるようにサポートしたり、金澤麻由子さんの 《うつろい いろは》 の遊び方のコツをレクチャーしたりして、大人も子どもも楽しめる会場作りに貢献しています。
作品世界を安全に楽しく体感してもらうお手伝い。
このように、会場で直にお客さまに向き合う展覧会ボランティアは、より一層作品鑑賞を楽しんでいただけるように日々、活動に励んでいます。会場に足をお運びの際は、ぜひ展覧会ボランティアにお声掛けいただき、作品の楽しみ方を伝授してもらって、楽しい時間を過ごしてくださいね。
(「ワンダフル ワールド」展インターン:佐下橋)