2014年02月17日(月)

「驚くべきリアル」 ちょっとしたエピソード

「驚くべきリアル」展の出品作品の一つにマリナ・ヌニェスの
《モンスター》シリーズがあります。 

ヌニェスは「ノーマル」な女性像をお仕着せようとする父権的現代社会に疑問を抱き、
抑圧されがちな身体と精神状態の異常性を直視させる作品を作っています。

《モンスター》シリーズでは、体の一部が解体、変化していく女性達が
じっとこちらを見つめその深淵を共有しようとしています。
目をそらさずその瞳を覗き込んだ時に鑑賞者が対峙するのは、
自身の内部に住まう他者性なのかもしれません。

この作品は2枚のシリーズから成り立っているのですが、
黒い髪の女性は、ヌニェス氏のお姉さん(か、妹さん)がモデルになったとという事です。

また、このモデルになられた作家のお姉さん(か、妹さん)は
本展出品作家のエンリケ・マルティ氏の現パートナーらしいです。

「20年前の私なんです・・・恥ずかしいわ」と少し照れる本人。
パシャッと1枚、記念撮影させて頂きました。

エンリケのGF.JPG

広報OHR

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