2012年12月14日(金)

MOTコレクション 私たちの90年 1923-2013 ふりかえりつつ、前へ

8人の版画家―恩地孝四郎(1891-1955)、川上澄生(1895-1972)、
諏訪兼紀(1897-1932)、平塚運一(1895-1997)、深沢索一(1896-1947)、
藤森静雄(1891-1943)、逸見享(1895-1944)、前川千帆(1888-1960)
による100点組の《新東京百景》のご紹介です。


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8人の作家は江戸そして明治の東京から変貌を遂げた近代都市「新東京」の
すがたを捉えました。1925年に開局したラジオ放送や、27年に上野―浅草間に
開通した地下鉄、モボ(モダン・ボーイ)やモガ(モダン・ガール)が集う様子など。 

また、当館にも近い木場付近―災害避難地を兼ねて新設された隅田・錦糸公園、
さらに復興計画を支えた木場の貯木場や深川・本所の工場など、
刻々と異なった表情をみせる「新東京」を活写しました。 


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そう遠くはない過去のこと、
それでも昭和の後半に生まれた私にとっては、
これらが新しい東京であったこと自体が新鮮に感じます。
時代が変貌を遂げるとき、これらの8人の作家に限らず、
作家たちは様々な方法で彼らにとっての記憶や現実を
我々に残してくれています。

歴史書からだけではない、作家の目線からから見た
時代の流れを知るいい機会ではないかと、感じています。

広報OHR

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