2012年11月01日(木)

美術図書室所蔵「柳瀬文庫」特別展示

地下1階美術図書室では、「MOTコレクション 私たちの90年 
1923-2013 ふりかえりつつ、前へ」の開催にあわせ、画家・柳瀬正夢(1900年~1945年)の
旧蔵書コレクション「柳瀬文庫」のなかの貴重資料を特別展示しています。

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柳瀬正夢は、15歳で院展に初入選して以来、新興美術・プロレタリア美術運動を通じて活躍し、
太平洋戦争中の空襲により45歳で死去するまで、絵画だけでなく漫画やデザイン、
文筆など多岐にわたって活動しました。

今回は「柳瀬正夢がみた震災後の東京」と題し、関東大震災によって倒壊した家屋や
建物などが描かれた自筆のスケッチブックと、当時の日記の一部を展示しています。
これらの資料は、ふだんは複写物でしか閲覧できませんが、
展示ケースにて実物をご覧になれます。

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「MOTコレクション」にも震災を描いた作品が出品されていますので、
あわせてご覧になることをおすすめします。 展覧会帰りに、ぜひお立ち寄りください。
また、これらの資料の複写物は、閲覧室で手にとってご覧になれますので、
カウンターでお気軽にお問い合わせください。

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