2009年08月23日(日)

アトリエ探訪

いつもは展覧会の様子をご紹介していますが、本日は
伊藤公象先生のアトリエをご紹介しましょう。

コピー ~ 杉林.JPG
先生のアトリエはやきものの町としても有名な、茨城県の
笠間市にあります。
自然が豊かなところで、このような杉林などを抜けて行くと・・
アトリエ入口.JPG
アトリエに到着。
ここで、制作していらっしゃるのですね。

中はこのようになっていました。
作業場.JPG
左の窯に、小さな箱がご覧になれますか?
これはダンボールの箱に、アルミナと長石をあわせたものが
入っています。
窯&アルミナ.JPG
会場内で展示されている《アルミナのエロス》は、このようにして
つくられたとのこと。
焼く前は、さらさらの粉の状態。
それが焼かれると、展示されているような形になるそうです。
今回の展示のために、伊藤先生はここで何日も《アルミナのエロス》
を制作されたそうです。
一連の作業に48時間もの時間を要するそうで、展覧会前はずっと
フル稼働だったと聞きました。


もうひとつ、アトリエの中で見つけたのがこれ。
冷凍庫.JPG
土を凍らせる冷凍庫です。

本展でも《土の襞-青い凍結晶》や《土の襞-踊る焼凍土》など、
土を凍らせた作品をいくつか展示していますが、このような
冷凍庫で土を凍らせていたのですね。

作品のうまれる場を知ると、より展覧会が楽しめるもの。
これからいらっしゃる方はぜひ作品が生まれた場にも思いを
馳せながらご覧ください。

MOTスタッフブログ