2007年02月27日(火)
心を元気にするトーク~土屋公雄の講演会
先週の日曜日(2月25日)の午後、
MOTコレクションに出品中の土屋公雄さんのアーティスト・トークがありました。
会場は熱心なファンで満員。
みなさま来てくださってありがとうございました。
1時間以上にわたる講堂でのお話の後、
場所を移して作品のある展示室へ・・・。
フランスの森で拾った木を並べた《ヴァシビエールの月》、
農家に残されていたお皿を使った《月のかけら》を背景に
さらにお話が続きました。
最後に寄せられた会場からの質問は次のようなものです。
「以前は灰を材料にした作品が多かったけれど、最近では生きた花が使われている。
何か心境の変化があったのですか?」
「灰の作品を見た人から『土屋さんの作品を見ると哀しくなる』と言われたことがある。
灰は死を想わせるものかもしれないが、
私にとっては同時に生をも象徴するものなのだが・・・。
美術作品は“見る人の心を元気にするもの”。
花の作品を見て、みんなの心が少しでも元気になったら嬉しい。」
一生懸命、真摯に語りかけるその熱い姿に、
参加者もたくさんのパワーをもらったのではないでしょうか。
土屋公雄さん、そして参加してくださったみなさん。
ありがとうございました。(C.M.)