2007年02月11日(日)
湯沢英彦さんのボルタンスキー論
今日、今期のMOTコレクションの関連プログラム第一弾、
コレクション・トークが開催されました。
講師は明治学院大学教授の湯沢英彦さん。
沢山のイメージと資料を使い、
さらにフランスで行われた一夜限りの展覧会の
記録ビデオを紹介しながら、
ボルタンスキーのこれまでの作品歴を
幾つかのキーワードとともに鮮やかに分析されました。
さてこの写真は、その冒頭に紹介されたもの。
この大写しにされている人がボルタンスキーで、
湯沢さん曰く「笑顔が素敵で、ざっくばらんな人柄」とのこと。
少し意外に思われたかたも多かったのではないでしょうか。
「忘却へのおびえを強く訴えかけてくる」ボルタンスキーの作品。
その世界が湯沢さんのお陰で、さらに深く拡がってゆく・・・
中身の濃い充実した2時間でした。(C.M.)