2006年11月30日(木)
ピニャータってなに?
ピニャータとは、メキシコでクリスマスや誕生日に使われる、
伝統的なくす玉のことです。
くす玉といっても、ヒモを引っ張って割るのではなく、
スイカ割りのように目隠しをして棒でたたいて割るのです。
メキシコで暮らしていた経験のあるアーティスト荒木珠奈さんといっしょに、
この、ほとんどの参加者が見たこともないピニャータを作るという
ワークショップが行われました。
参加したのは、小学生の親子23組。
まず、直径75センチのはりこの球体に、
ツノ型の飾りを家族で1つずつ作ってつけました。
この大きなピニャータは常設展示室に展示する予定です。
大きいピニャータを作った後は、
おうちに持って帰る用のちいさなピニャータ作り。
このピニャータでは、メキシコの伝統技法にならって、
はりこではなく、素焼きの壺を使いました。
壺を色紙で飾り、5つのツノを飾りつけます。
こどもだけでなくお父さんお母さんもがんばり、家族で力をあわせて、
それぞれの家庭の個性のあふれたピニャータができました。
「こどもの誕生日がもうすぐなのでそのときに割ります」というところもあれば、
「せっかく作ったのでもったいなくて割れない」という人も。
そんな人も、
お正月の美術館でピニャータを割ることができます。
ワークショップに参加していない人でも、このイベントに参加できますので、
ぜひぜひ、1月3日(水)には、初詣がてら、MOTへ遊びにいらしてくださいね!
(武)