2023年03月30日(木)

“これからの”利用者のためのプログラム検討「MOT知りたい美術館!」

ギャラリークルーズ

3月21日(火祝)、オンラインおやこクルーズ「MOT知りたい美術館!」を実施しました。年小~年長の幼児と保護者のペアを対象とし、当日は4組の皆さんが参加されました。

小さなお子様がいらっしゃるご家族の方々の中には、美術館への関心はありながらも、お子様とともに訪れることには不安を感じているご家族も少なくないのではないでしょうか?
しかし、美術館はご家族でのびのびと過ごしていただくことができる場所です。そこで、お子様とともに安心して美術館を楽しんでいただくために、作品を鑑賞するだけではない東京都現代美術館のさまざまな過ごし方や、ご利用いただける設備などをお伝えするオンラインプログラムを行いました。

参加者には、プログラム中に手元でご覧いただけるよう、館に関わる資料などを事前に送付したうえで当日を迎えました。そこには、オリジナルのビンゴカードも2枚入っています。1枚はプログラムのお話の中で、もう1枚は実際に来館した時に、それぞれ見つけたものを辿っていただくために用意しました。

教育普及係からプログラム中の注意事項などをお伝えした後、いよいよプログラムが始まります。まず、「美術館ってどんなところ?」という問いかけからスタートです。
参加者の子どもたちに尋ねると、「絵がたくさんある」という答えや、「木場公園がある」という当館ならではの答えもあがりました。それを受けて、作品と呼ばれる様々なものがある場所だということを話しながら、美術館という場所そのものの説明をしました。

続けて、東京都現代美術館の話に移っていきます。当館の建物や作品などの写真をご覧いただきながら、ご利用いただける設備や過ごし方をご紹介しました。画面越しにではありますが、少しは当館の雰囲気が伝わったのではないでしょうか?

最後に子どもたちへ感想を尋ねると「行ってみたい」という言葉が複数聞かれ、来館に対する能動的なモチベーションを持っていただくことが出来たようにも感じられました。

大人でも子どもでも、まだ行ったことのない知らない場所へ訪れることには、多少なりとも心理的ハードルが伴うのかもしれません。来館することへの不安を少しでも払拭し、実際の来館に繋がるよう、今後も今回のようなプログラムを検討していきたいと思います。

(M.A)

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