ガイドスタッフによるショートツアー
コロナ禍でも来館された方に何か鑑賞サポートができないだろうか。そのような思いは、私たち教育普及担当の職員だけが抱いているのではなく、普段ギャラリートークを行っている当館ガイドスタッフの多くからも寄せられています。
そこで、2021年度は文章での作品解説「つぶやきトーク」に加えて、6月にはエントランスのオープンスペースを会場に「スライドトーク」を実施。気軽に参加できる当日参加の本プログラムには、ソーシャルディスタンスが保てる範囲で多くのお客様にご参加いただきました。
12月には『MOTコレクション Journals 日々、記す vol.2』展にて、「ショートツアー」と題したギャラリートークを開催しました。
「ショートツアー」は、12月15日以降の水曜日と土曜日の14時と15時からの1日2回、コレクション展示室を会場に実施。通常のギャラリートークでは1時間かけて展示全体をご案内していますが、ショートバージョンとなる今回は、ガイドスタッフがチョイスした見どころを40分間でツアーしました。
ソーシャルディスタンスが保てるよう、定員は8名程度に絞り、参加者にはガイドスタッフが装着したマイクの音声をイヤホンのついた受信機を介してお聞きいただきました。
ガイドスタッフの中には、2年ぶりのギャラリートークで、緊張の面持ちの人もいましたが、トークが始まってみると、何のその。全くギャップを感じさせないトークぶりでした!
イヤホンのついた受信機からガイドスタッフの声が聞こえるため、参加者は身体的距離をしっかり保つことができます。
参加された方からは「とても良かった。また参加したい!」という声も寄せられました。
残念ながら、コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、コレクション展示室は1月12日(水)より臨時休室となったため「ショートツアー」の実施も途中で終了することとなりました。
コレクション展示室が開室した際には、引き続き鑑賞サポートとして、ガイドスタッフによるプログラムを実施していきますので、どうぞお楽しみに!
(A.T)