2021年07月12日(月)

ガイドスタッフによる20分間のスライドトーク

ギャラリートーク

コレクション展示室では、通常毎日14時からガイドスタッフによるギャラリートークを実施していますが、コロナウイルス感染症拡大防止の観点から現在休止しています。代わりとして、ガイドスタッフによる「つぶやきトーク」と題した文章での作品案内を作品の近くに掲出しています。

ガイドスタッフ一人ひとりの特徴をとらえたイラストが添えられたつぶやきは、分かりやすい表現で書かれており、書き手の個性が際立つ内容になっています。ご覧になった方からは、「作品を身近に感じられた」、「作品をみるきっかけになった」、「新たな視点を知れた」などといった声を多くいただています。

通常通りのギャラリートーク実施はまだまだ難しい状況ではありますが、コロナウイルス感染症対策をしっかりと行った上で、62日と9日に、オープンスペースを会場にした着席式の「スライドトーク」を実施しました。

「スライドトーク」は、ガイドスタッフが装着したマイクの音声を、参加者がイヤホンのついた受信機を介して聞くという方式で行い、距離をあけて椅子を並べることで、ソーシャルディスタンスが保てるようにしました。

通常、1時間かけて展示室を巡っていくギャラリートークに対して、20分間で35点の作品を紹介するスライドトークは、短時間ながらもガイドスタッフそれぞれに聞きごたえのある内容でした。

エントランスを会場とした本プログラムは、ガラス越しに広がる緑を背景に、まるで公園の中で作品を鑑賞しているかのような心地よさを感じられた、とのコメントも。このような環境で話を聞くことも新鮮だったようです。
感染症対策に配慮しての進行となったため、参加者とのコミュニケーションは控えめではありましたが、コレクション展を見る前の方も、見た後の方にも、じっくりと作品について考えていただける機会となったのではないでしょうか。(A.T)

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