2016年08月05日(金)
学芸員の出張授業!
スクールプログラム
(西東京市立保谷中学校での出張授業の様子)
改修工事のため、5月30日から長期休館に入った当館ですが、
教育普及係では、学芸員による出張授業(アウトリーチプログラム)を実施しています。
授業内容は、基本的に担当の先生方と相談しながら作っていきます。
鑑賞をテーマにしたい、学芸員の仕事について知りたい、
全校生徒でできるものなどなど・・・様々な要求に可能なかぎり対応しています。
既に小学校や中学校で出張授業を行いました。
授業内容を少しご紹介します。
『オリジナルのアートカードを用いた鑑賞授業』
(日野市立潤徳小学校での出張授業の様子)
自分なりの見方を深めたり、他者と意見を交わすことを通じて、
観察力や想像力を高め、活発な言語活動の場を創出することを
目的としています。
また、現代美術への興味関心をもってもらうこともねらいとしています。
主に小学生が対象ですが、じっとカードをみつめたり、お友達と意見を交換したり、
時に笑いが起き、にぎやかな授業となりました。
『美術館学芸員の仕事とは』
(富士見丘中学校での出張授業の様子)
こちらは、中学校、高等学校向けの授業で、美術館の機能や役割、
そこで働く専門職としての学芸員の仕事、美術館ならではの展示の工夫など、
専門的な話を中心に、「職業としての学芸員」について学ぶ授業です。
このように、休館中も教育普及担当の学芸員は、
外での活動をメインに事業を展開しております。
また、出張授業は1回で終わるものばかりではなく、
継続して関わっているものもあります。
そうした授業の様子も随時アップしていきますので、
本ブログを定期的にチェックしてみてください。(G)