2014年10月02日(木)
どれが作品?
ミュージアム・スクール
先月末から新しい企画展覧会がオープンし、
MOTコレクション(常設展)も展示替えが行われました。
今回のテーマは「コンタクツ」。
作品同士の様々な結びつきに光をあてた展示です。
10月2日、早速、江戸川区立上小岩小学校6年生が
団体鑑賞で来館してくれました。
ほとんどの子が、現代美術館初体験!
さて、こども達は作品とどう〝コンタクト″したでしょうか?
常設展示室のアトリウムに入り、「作品はどれだと思う?」と
問いかけると「う~」と悩みながら、休憩用の椅子や、
順路を示す矢印が書いてある案内看板を作品だと思う子も多く、
いろいろなモノが作品に見えてきます。
一番上の写真で、男の子がなにやら木箱の前で腕組みをして
悩んでいますが、これは作品です。
箱に触らない様にそっと耳を近づけると中からある音が聞こえます。
(みなさんもぜひ聞いてみてください)
どれが作品なのだろう?と悩みながら作品を探してみるのも
現代美術館ならではの楽しみ方。
また現代美術の作品は、使われている素材もさまざまで、
皆さんがよく知っている身近なものが使われていることもあります。
例えば、下の写真で壁に金色に見えている作品は、誰もが目にしたことのある
素材でできています。
作品に近づいて見たこども達は一斉に「あ~、あれかー!」とビックリ。
まさかそんなもので作られているとは。
学校にもあるので、やってみたい!という声が多くあがりました。
こちらの作品もぜひ実物を見に来て、何でできているか確かめてみてください。
年内も沢山の学校が来てくれる予定です。
現代美術の世界をいろいろな切り口で楽しんでほしいと思います。(G)