2014年07月16日(水)

まだまだ見たい!

ミュージアム・スクール
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今日の午後は、中央区立有馬小学校6年生のみなさんが
常設展の見学に来てくれました。まず、美術館スタッフと
一緒に作品を見てまわり、その後の自由時間では
ワークシートを使って鑑賞しました。

あるグループは、ヤノベケンジの《ロッキング・マンモス》を
鑑賞しました。こどもたちは、よく作品を観察していて
「手袋がついてる」「機械が内側にある」「ナンバープレートがある」など、
色々な発見をしてくれました。なかには、マンモスの足の部分に付いた
弓のような形をした金属と、上部の籠のような部分を見て、
「全体が大きなゆりかごみたいだ」と考えてくれた子もいました。

「動くときは、どんな風に動くと思う?」と訊いてみると、
弓の形の金属が足についてるから、ゆらゆら揺れるんじゃないかという発言があり、
最初の観察での発見から、動きを推測してくれたようでした。

自由時間には、じっと一人で作品を見ていたり、友達と作品を見ながら話したり、
それぞれ過ごしていました。帰る時間になっても、まだまだ作品を見ていたい子も多く、
「もう終わり?」と言ってしまうくらい鑑賞を楽しんでくれたようでした。

こどもたちの楽しそうな発見を通じて、自分も作品をよく見ることの楽しさを
改めて実感しました。(インターンA.M.)

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