ワクワク、ドキドキ美術館探検!
5月10日(土)、小学1~3年生向けの恒例プログラム、
「こども探検クルーズ はじめての美術館」を行いました。
午前午後の各回、約20人が集まってくれました。
美術館初体験となるこども達に、館内を楽しく探検しながら、
様々な機能や設備、働く人に触れ、まずは美術館という場所
そのものに親しんでもらおうという企画です。
教育普及スタッフがリーダーとなり、3グループに分かれ、
バックヤード(美術館の裏側)を含めた美術館探検に出発!
話し合いで行き先を決めながら、進めていきました。
今回のツールは、双眼鏡・懐中電灯・コンパス(方位磁針)
の「三つ道具」。 どこで役に立つかは、行き先次第です。
上の写真は、美術館の屋上で、マンションの建物越しに
東京スカイツリーの先端を発見し、双眼鏡で眺めているところ。
探検の「三つ道具」の使い方は、人それぞれ。
たとえばコンパスを、上の写真のように使う子もいれば、
自分なりに考えて、縦にぶら下げて見てみたり、
はたまた、お守りのようにずっと握りしめていたり...
「本来の」使い方はあるにせよ、それにとらわれない
自分なりのオリジナルな使い方も編み出されていました。
美術館で働く人との出会いも、探検クルーズの醍醐味。
警備員室では、監視モニターの画面を特別に見せてもらい、
「どこにいても見守っているよ。」と優しい言葉をかけてもらいました。(左)
その後、監視カメラを見つけ、笑顔で手を振るこども達。(右)
事務室では、ちょっと緊張しつつも、副館長と面会。(左)
美術図書室の地下書庫では、司書さんからびっくりするほど巨大な本を
見せてもらいました。(右)
探検全体を通して、スタッフが心がけたのは、こども達の「想像力」や「好奇心」
を大切にすること。
地下の薄暗い部屋で、懐中電灯で照らしながら、恐るおそる扉を開けたり、(左)
まっすぐな狭い通路を、どこに出るか期待に胸膨らませつつ進んだり。(右)
こども達にとって美術館施設全体が、まさにワクワク、ドキドキの探検フィールドと
なっていました。
1時間ほどの探検は、あっという間に終了!
最後は「探検の記録」として、おもしろかったことを
絵や文で自由にかいてもらいました。
お家の人に見せて、話のタネにしてもらうとともに、
コピーを取って、参加者アンケートとしても役立てます。
こども達が帰った後。
落書きだらけになったホワイトボードに小さく、
「おもしろかった」と嬉しい一言!
また、美術館にあそびにきてくださいね!
(G.I)