2013年12月25日(水)
今年最後の学校団体鑑賞
ミュージアム・スクール
今年最後の学校団体鑑賞は、
江東区立有明小学校の5年生、6年生です。
6年生は、昨年も来てくれていて、
館内にはいるやいなや「懐かし~」
「これあったよね!」と興奮気味でした。
5年生、6年生でそれぞれ企画展(教員が引率)と
常設展を入れ替えて鑑賞しました。
常設展では、教育普及の学芸員がついて、
3つのグル―プに分かれてギャラリートークを
行いました。
写真は、栗田宏一さんの作品
≪ソイル・ライブラリーJAPAN≫を見ている様子です。
立ち膝をしたほうが目線の高さになって、
作品が見やすいと発見し、みんなでこんな風に鑑賞していました。
「いろいろな色がある」「これ地層なんじゃない?」
「沖縄があった!」「新潟はある?」とそれぞれ率直に
感じたり、発見したことを言葉にしてくれます。
実はこの作品、栗田さんが全国をめぐって集めた土が
小瓶に収められ、採集地の名前をラベルにしてはってあり、
色相で並べたもの。
「みんなの学校の近くをほってみたらどんな色の土がでてくるかな?」
とたずねると、「水がでてくる」「ゴミもでてくるよ」と教えてくれました。
それもそのはず、みんなの学校のある有明地区は埋め立て地なのです。
作品から自分の暮らす地域や身の回りのことを考えられるのも、
この作品の「良さ」なのかもしれません。(G)