2013年08月23日(金)

中に入れるの?

ミュージアム・スクール
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「赤」「そっちはオレンジ」
―「そうだね。枠の部分は、色が2種類なんだね」
「黒の文字あるよ」「ここ蛍光みたいな黄緑」「透明もある」
―「わぁ、ほんとだ。アクリルの部分は透明ね」

今日はアトリエ太陽の子、(幼稚園から小学校6年生まで、
保護者の方も含めて)100名の皆さんが、
美術館に遊びにきてくれました。

7つのグループに分かれて、企画展とMOTコレクション〈常設展〉を
鑑賞しました。写真は、部屋のようになっている作品、
トビアス・レーベルガー《母型81%》の中に入って、
どんな色があるか探しているところです。

この作品、MOTコレクション〈常設展〉の吹き抜けアトリウムに
どーんと構えていて、色もとてもカラフルなんです。
展示室に入った時から「あれはなに?」「入れるの?」とみんな興味津々。
はじめは全体のざっくりした印象から。それが中に入ると、
素材や部分の形など細かいところが見えてきて、
「パンみたいな形があるよ」「こっちは広くて明るいよ」
「扉がもうひとつあるよ」と、どんどん面白くなります。

最後に、3階まで階段を登って上から作品を俯瞰してみると
「意外と大きいね」「上にも色が塗ってある」などなど、
まだ新しい発見があります。中に入ったり、
上の階から見下ろしてみたり。

ひとつの作品に対して色んな鑑賞場所を見つけ、
じっくり楽しむことができたかなと思います。(K.I.)

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