2013年05月01日(水)
展覧会のヒントはあるかな?
ミュージアム・スクール
今年は前半と後半とに分かれたゴールデンウィーク。
その合間を縫って、北区立赤羽台西小学校6年生41名の
みなさんが見学に来てくれました。
この学校では今年、総合的な学習の時間を使って、
見る人が楽しめる展覧会にするためには
どんな取り組みが出来るかを考えているそうです。
その上で、何かよいヒントはないかを探しに、
美術館にやってきてくれたのです。
常設展示室にある、手塚愛子さんの作品
《層の機》には、古今東西の芸術作品のイメージが
糸で紡ぎ出されています。
そのイメージを、もとの作品の図版を手掛かりにして
みんなで探してみました。
「これじゃない?」「あ、こっちだ!」と、
展示室に元気な声が飛び交います。
天井が高く広い展示室には、このように
大きな作品をまるごと展示できますが、
逆に狭い展示室では、作品を並べるのに工夫が必要です。
また、解説を加えることによって、
よりお客様に作品を楽しんでもらうこともできます。
作品を作るだけでなく、見る側の気持ちを想像すると、
展覧会を催すときのヒントが湧いてくるのではないでしょうか。
11月の校内展に向けて、こどもたちは
「体験できる作品をつくりたい」「使わなくなったものを材料にしたい」
など、さまざまなアイディアが浮かんだようです。
ぜひ、展覧会を成功させてくださいね。楽しみにしています!(J.O.)