2013年02月01日(金)
発見して考えて、想像することの楽しさ
ミュージアム・スクール
今年度最後(2月4日~4月5日まで休館となります)の
団体鑑賞は、美術館の近所にある元加賀小学校の4年生が
来てくれました。
4つのグループに分かれ、常設展と企画展(「アートと音楽」展)を
それぞれグループごとに鑑賞しました。
現代美術館には、野外と展示室内に体験できる作品が
たくさんあります。
今日はそんな作品のひとつ、ピピロッティ・リストの作品を
体験してもらいました。
この作品(写真)は、展示室の中に大きなカーテンで
区切られた暗い空間があり、その中に入って鑑賞します。
中には入ったこどもたちは、
「提灯があった!」「森林の中にいるみたい。」
「自分が小さくなった気がする!」など、気づいたことや
想像したことをたくさん教えてくれました。
現代美術館ならではの体験できる作品に、
とてもワクワクしていたようです。
また、「なんでこわいんだろう」「映像の中の場所は、
どんな場所なんだろう」と自分たちの気づいたことから
生まれた疑問に対しても、一生懸命向き合ってくれました。
鑑賞後も「すごくおもしろかった、なんだかすごくドキドキしてる」と、
強く印象に残り、楽しい時間を過ごしてくれたようです。
いろいろなことを発見することを得意とする子が多く、
私自身とても楽しかったです。
今回の鑑賞を通して、現代美術作品を鑑賞する楽しさが
少しでも伝わればうれしいです。
(インターン山中)