2012年01月09日(月)
練習をみるのはかっこわるいことか?
MOT美術館講座
新年あけましておめでとうございます。
本年も教育普及プログラムブログをよろしくお願いいたします。
さて、新年初回は、現在開催中のブルームバーグ・
パヴィリオン・プロジェクト※第2弾「音楽からとんでみる3 蓮沼執太」
(1月15日まで)の関連企画、第45回MOT美術館講座の報告です。
(※現代美術館の敷地内に建てられたパヴィリオンを舞台に、
1年間に渡って若手のアーティストの個展や公募展、パフォーマンス
などを開催していくプロジェクト)
「練習をみるのはかっこわるいことか?」と題し、1月7日(土)に
音楽家である蓮沼執太の練習風景をみなさんに見てもらう
蓮沼執太フィル公開リハーサル/アーティスト・トークを開催しました。
蓮沼さんは、自らが率いるメンバーからなる「フィル」と呼ぶライブ活動もしており、
メンバーは流動的ですが、今回は総勢13名での練習を公開しました。
(写真:上、キーボードが蓮沼さん)
観客は出入り自由で、好きな場所や位置から練習を見ることができ、
気になるミュージシャンたちのすぐ近くで演奏の様子をうかがうことができます。
また、練習なので何度も演奏をやり直したり、
まだあまり形になっていない曲を聴くことができたり、
メンバー同士のやり取りなどを直に体感できる、
ちょっとかわった音楽体験となりました。
この公開リハーサルを見て、これは本当に練習なのか?
いやリハーサルという名のライブなのではないかと頭の中が
混乱しつつも、その場にいた観客のみなさんも思い思いの見方で
この目の前の出来事を楽しんでいたように思います。(G)