2011年12月21日(水)
今年最後の団体鑑賞
ミュージアム・スクール
今日は今年最後の団体鑑賞の学校がきてくれました。
江東区立有明小学校5年、6年生のみなさんです。
3チームにわかれて、各チームに教育普及担当の学芸員がついて
コミュニケーションをとりながら一緒にみてまわりました。
はじめにこどもたちの代表から美術館スタッフにむけて
「今日、美術館にくるのを楽しみにしていました。
体全体で美術を楽しみたいと思います!」と挨拶がありました。
現代美術館の作品の中には、作品を前にただみるだけでなく、
音をきいたり、中にはいったり、寝っころがってみたり、
近づいてみたり、離れてみたりと体全体を使った鑑賞ができます。
なので、リクエストにお応えし、体を使って鑑賞できる作品を
メインに見て回りました。
写真は、大岩オスカールの≪お客様≫という作品。
実はこの作品一見するとレトロな街の風景にみえますが、
ちゃんと「お客様」がいるのです。
このことを伝えると、こどもたちは一斉に「えーッ!!」と
驚きの声を上げます。
どこにいるかというと、作品から離れてみると気が付きます。
みんなはサーっと後ろに下がって、「どこ?どこ?」っと
目を皿のようにして見つめます。
そのうちひとりが「あっ、いた!」というと、「ほんとだ、いた!」と
だんだん見つかっていきます。
そうこうするうちに全員が発見してくれます。
そして、実は「ネコ」もいるんだよねと伝えると、
発見する要領を得たこどもたちは、
作品から離れたり近づいたりしながら、次々にネコを発見してくれました。
こちらがひとつのきっかけを与えると、こどもたちは
どんどん自分たちで、作品の世界にはいっていきます。
われわれ教育普及担当の学芸員は、作品とこどもたちのと間を
つなぐ橋渡しをしているにすぎません。
今年もたくさんのこどもたちと作品の間をつなぎました。
それは自由時間の鑑賞の様子や、後日いただくこどもたちからの
感想やお礼のお手紙からうかがい知ることができます。
来年もまた、たくさんの橋渡しをしたいと思います。(G)