2011年12月16日(金)

美術っておもしろい!

ミュージアム・スクール
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今日は先日に引き続き江東区立平久小学校5年生の
みなさん29名が来てくれました。

美術館に到着して早々、入口にあるヤノベケンジの
《ロッキング・マンモス》に興味津々。

「先生!みてみて!これってエンジンがあるから動くよ!」
「乗ってみたい!」
「でも、どうやって動くんだろう?」
ツアーが始まる前から、既にこどもたちの頭の中には
「?」が登場しています。

ツアーは、2チームに分かれて学芸員と一緒に4~5点の作品を鑑賞。
みなさんいっぱいの「?」を見つけて質問をしてくれました。

自由時間にはピピロッティ・リストの《A Liberty Statue for Tökyö》の中で
(この作品はなんと中に入って楽しめるのです!)、
「恐い~ッ」と隣の子と抱き合う子たちがいる一方で、
その横で「なごむ~」といって寝転がって寛いでいる子も。

また、他の作品の前ではお互いの意見を交わし、
議論をしているこどもたちも。

作品って本当にひとりひとりの感じ方が違うもの。
みなさんの姿から改めてそんなことを実感していると、
帰り際にトトトッと近寄ってきた女の子が
「美術っておもしろい…。」と小さな声で教えてくれました。

きっと今日のツアーの中で、彼女と作品との距離が
ぐっと縮まって作品から何かを感じとって心が動かされる
瞬間があったのだろうなぁと思います。
そんな素敵な瞬間をもっと多くのみんなに体験して
もらいたいと思う一日でした。(F)

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