2011年11月04日(金)
制作中のアーティストと対面!
ミュージアム・スクール
秋晴れの下、文京区立第十中学校1年生の皆さんがやってきました。
10月末に展示が新しくなった「MOTコレクション」(常設展示室)の見学です。
今回の「MOTコレクション」3階では「木の時間、石の時間」と題し、
収蔵作品の中から木や土、石にまつわるものをご紹介しています。
そして、展示室最後の部屋では、作家の淺井裕介さんによる「泥絵」の
公開制作も行われています。(※)
淺井さんは今回、土と水だけで絵を描いています。
赤みのある土から黒っぽいもの、黄色がかったもの…
土には様々な色があるのです。
何種類もの土を駆使して、淺井さんが大きな画面に挑んでいます。
写真は、淺井さんの制作現場に生徒の皆さんがやってきたところ。
壁に向かって、見た事もないような大きな絵を黙々と描く淺井さんの姿に、
皆思わず見入ってしまいました。
―今まで、どれぐらい作品を描きましたか?
―描いている時はどんなことを考えますか?
などなど、思い切って淺井さんに直接質問をする人も。
制作の手をひととき休めて、淺井さんは生徒からの質問に一つひとつ、
丁寧に答えてくれました。
アーティストによって、作品が今まさに生み出されている瞬間に
立ち会うという、貴重な体験となりました。(G.I)
※公開制作は11月20日までの予定です。
その後完成した作品は会期末まで展示されます。