2011年09月27日(火)

敬老の日ギャラリークルーズ 美術館裏道散歩

ギャラリークルーズ

厳しい残暑も少しおさまった9月19日、
小学生以上のお孫さんとおじいちゃんおばあちゃんを対象にした
「敬老の日ギャラリークルーズ」を開催しました。
午前午後の2回開催、合計22組60名にご参加いただきました。

今回のテーマは「美術館裏道散歩」です。
はじめに、スタジオで参加者の皆さんとお散歩についてのお話を
すると、「歩いていたら石がたくさん落ちている道を見つけた」
「お孫さんと一緒に東京スカイツリーを見に行った」
と、散歩にまつわる思い出話がとびだしました。

全員でスタジオを出発し、館内の色々な場所を見学しながら、
常設展示室へと向かいます。その道のりは、まさに「裏道散歩」。

美術館の「裏の玄関」ともいえる、作品の搬入口や、(左)
作品を乗せる巨大エレベーター、(右)

めったに入ることのできない館長室で記念撮影(!)したり、(左)
どこへつながっているのか分からない地下通路を通ったり…(右)

普段は人目にふれない、でも大事な美術作品を扱うためのさまざまな
機能をそなえた美術館施設を見学しつつ、探検気分も味わえる裏道散歩
となりました。

展示室に到着後は、グループに分かれて作品を鑑賞。
抽象彫刻作品のカタチを紙に色鉛筆でたどってみたり、(左)
1960年代の作品を、当時の出来事と照らし合わせてみてみたり、(右)

こどもにも、そして、おじいちゃんおばあちゃんにも両方に楽しんでもらえるには…
と考えて準備した、とっておきの特別版ギャラリートークです。

1時間半のプログラムはあっという間に終了。
参加者からは、

「孫との楽しく思い出深い一日でした」
「素敵な敬老の日のプレゼントになりました」

と、大変ありがたい声をいただきました。

これまで、こどもや親子を対象とした企画は数多く開催してきましたが、
おじいちゃんおばあちゃんとお孫さんの組み合わせは初めての試み。
手をつないで並んで歩く様子は、何とも印象的でした。
こんな光景がたくさん見られるようになれば素敵ですね。
これからもぜひ、色々な美術館散歩に行ってみてくださいね。(G.I)

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