2011年08月19日(金)

高校生ボランティアが活動中です

スクールプログラム

夏休み真っ只中。現在、高校生ボランティアが館内各所で活動中です。

当館の高校生ボランティアは一年間の登録制で、今年度は都内の
各校から67名が集まりました。
学校が夏休みの8月は、一年の中でも最もボランティア活動しやすい時期。
8月9日から28日まで、毎日4~8名ずつが活動しています。

美術図書室でのポスター整理(写真左上)や、常設展示室入口でのこども向け
ポケットガイド配布(右上)、ときには、朝早く集合し、開館前の「名和晃平展」
会場で、真っ白なリノリウムの床を磨くという作業まで。(左下)
中には単調な作業もありますが、どの活動でも皆さん熱心に、自ら楽しみつつ
活動している姿には本当に脱帽です。

先日は「名和展」床清掃の日に、たまたま取材で来館していた名和さんご本人に
お会いするという一幕も。(写真右下)
対面の瞬間は全員緊張の面持ちでしたが、名和さんから感謝の言葉をもらって、
一同大感激でした。

2007年に都立高校で「奉仕の時間」(ボランティア活動)が義務化されたのを契機に、
当館でも活動の場の一つとしていただこうとスタートした高校生ボランティア。
でも実は、あまり足を運ばない年代である高校生の皆さんに、少しでも美術館を身近に
感じてもらいたいという思いも込められています。
この活動が、高校生の皆さんと美術館の距離を縮める良いきっかけになればと思っています。
(G.I)

※常設展示室入口での高校生ボランティアによる「ポケットガイド」配布は
8月28日まで。

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