2011年01月02日(日)
現代美術と落語のコラボレーション!?
MOT美術館講座
正月開館の特別企画として2日、「落語で楽しむ現代美術!」と題し
MOT美術館講座を開催しました。
200枚用意した整理券も全てはけ、桟敷席も追加で40席用意。
満員となった講堂は、いまかいまかと開始を待ち望むお客様の
熱気で満たされました。
副館長の年頭のご挨拶の後、早速、二つ目の小蝠さん、健太郎さんの司会で
「美術館なんでもクイズ」からスタート。クイズの解説は加藤学芸員。
三人の会場とのやり取りも楽しく、和やかな雰囲気に包まれました。
次いで、今回のチャレンジ企画、現代美術をテーマにした
創作落語「パワースポッターMOTとアンデパンダンの因人」を健太郎さんが熱演。
《学芸員がこどもたちを引きつれ美術館を案内。途中バックヤードにもでかけるが、
そこで思わぬ事件が発生。収蔵庫に閉じ込められるというハプニングが・・・》。
冒険ミステリーばりのネタを披露してくださいました。
続いては、特別ゲスト・歌司師匠の登場。
美術館のご近所にお住まいの師匠だけあって熱心な
歌司ファンも多数いたようです。
ネタは「小言念仏」。(噺に入る前の《まくら》もたっぷりの30分!)
念仏を日課としているおじいさんが、家人にあれこれ小言をいい、
ちっとも念仏に集中していないという噺。
軽快な話芸に会場はあっという間に大爆笑の渦に。
やはりベテランは違います!
さて、トリは、古典落語「井戸の茶碗」を小蝠さんがじっくりと聞かせてくれました。
落語にも芸術や美術を扱った噺が多数あり、これもその一つ。
最後に会場の皆様へ美術館からのお年玉ということで、
お楽しみ抽選会で大いに盛り上がり終了しました。
皆様本年も現代美術館をどうぞよろしくお願いいたします。(G)