2010年12月24日(金)
よく見ると、、時計!?
ミュージアム・スクール
今日は、墨田区の業平小学校から、元気いっぱいの5年生の皆さん(68名)がやってきました。
「トランスフォーメーション」展と、「オランダのアート&デザイン 新言語」展の見学です。
講堂で3つのルール:走らない・さわがない・さわらないを確認して出発。
「オランダ」展では、入り口で一人ずつ小さなレンガを渡されます。
一つずつのレンガを皆で積み上げて、建造物オブジェを作ろう!
という、マルタイン・エングルブレクトの《小さな東京モニュメント》は、こども達にも人気のスポットになっています。
そこへ向かう途中、写真(上)に写っているのは、スタジオ・マーティン・バースの映像作品。
二人の人物がゴミを掃いている様子が、上からのアングルで延々と映っているだけ…
でもこの作品も、こども達には大人気なんです。
じつは、これは「時計」。
時計の針(ゴミ)を、毎分ちょっとずつ動かしていくというもの。
一見何だかよく分からなくても、すぐに見抜いてしまえるこども達。
頭がまだやわらかい証拠(?)でしょうか。
ひとしきりこの作品を楽しんだあと、皆がいっせいに手をかざし始めました。
(写真をもう一度ご覧下さいね)
…何をしているのかと思ったら、入り口でもらったレンガに空いている6つの小さな穴の「影」を、いかに丸くきれいに映せるかを競っていたのでした。
こういった"遊び"が即座に生まれるところはさすがだなぁ、と、おもわず感心してしまいました。
二つの展覧会を、とても楽しんでくれた皆さん。なかには、「もう一周見たい!!」と言ってくれた人も。
皆で先生にお願いして、またぜひ見学に来てほしいと思います。 (G.I.)