2010年12月09日(木)
よく見て、感じて、考える
ミュージアム・スクール
今日は、遠く板橋区から志村第四小学校6年生の
みなさんがやってきてくれました。
70名前後とちょっと人数が多かったのですが、
3つのグループに分かれてトランスフォーメーション展の
団体鑑賞です。
学校で用意した美術館見学のしおりには、
“めあて”として「作品をよく見て、深く感じ、考えよう」とあります。
その“めあて”にある通り、こどもたちは実に
よく見て、感じて、考えてくれました。
展示室と展示室をつなぐわたり廊下に展示されているサラ・ジーの
《飼いならされたものたち(フェーズ1,2,3)》を見て、
「これは過去から未来をあらわしている!」
「作った人は、きっと女の人だよ。だって、優しい感じがするもの」
「チケットがあるよ!」
などなど、活発な意見が飛び出しました。
いつもこの作品では、ちょっとしたクイズを出すのですが、
ここでは、クイズの内容については秘密にしておきます。
あるものの数を数えてもらうのですが、最初にじっくりと
見ているはずでも、
「え!そんなのいた?」と驚くようです。
あとは目を皿のようにして、一生懸命探してくれます。
今度また美術館に来たときにも、
この「よく見て、感じて、考える」という気持ちを大切にして、
作品と対峙してほしいと思います。(G)