2010年11月19日(金)

受験勉強真っ只中!

ミュージアム・スクール
朋優ブログ.jpg
ここのところ高校生の団体鑑賞が続いております。
今日は、朋優学院高等学校の3年生30人がきてくれました。
ここは、美術・デザインコースがある学校。
みなさんは、その中の美術コースを選考している生徒さん達です。

なんとなくおとなしい感じのみなさんですが、
中には、ぐったりしている生徒もみうけられます。

聞くとこの時期受験勉強が大変だそうで、そんな中での
団体鑑賞ですから、みなさんの様子がなんだかパッと
しないのもうなずけました。

いつもは、いろいろと問いかけながら進行するのですが、
生徒の様子を慮って、解説中心のトークで進めました。

そんな中、それまで大人しかったみなさんの目の色が
変わった作品があります。
それは、ヤン・ファーブルの《第1-18章》という作品。
ファーブルの多様な年齢の頭部に、いろいろな動物の
角や牙などが付いている彫刻です。
金色のブロンズ18体、ワックスでできたちょっと生々しい
18体が対で並んで、薄暗い展示室に浮かび上がっています。

作品をみるやいなや、「かっこいいー!」「すげー!」とちょっと興奮気味。
「何でできているんですか?」「これは何の動物の角ですか?」
「どうやってつくったんだろう?」と質問もたくさん飛び出しました。

受験勉強で疲れた頭が、こうした刺激的な作品の力で、
スッキリしてくれたなら、こちらとしてもうれしいです。
みなさん、頑張って下さいね!(G)

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