2010年09月24日(金)
じっくり味わう/思いっきり楽しむ
ミュージアム・スクール
今日は、台東区立石浜小学校5年生の皆さんがやってきました。
少し早めに到着し、隣の木場公園で元気いっぱい走り回っていた皆さん。
講堂に集合すると一転、わくわくした表情でこちらが話し出すのを
じっと静かに待ってくれています。
挨拶とマナー確認の後、「MOTコレクション」(常設展)で3グループに
分かれて学芸員とのギャラリートークと、「こどものにわ」の自由鑑賞を、
クラス毎に交代して楽しんでもらいました。
立体・絵画・映像、と、幅広い表現にふれることができる
今回の「MOTコレクション」。
《さそう絵画》と題された一室では、気になる作品を選んで
「ここにさそわれる!」というポイントを発表しあったり、
エルズワース・ケリーの作品《赤・黄・青》の前では、皆で"かげおくり"
(三つの色だけで構成された絵画をじっと見つめて、上の壁に視線をうつすと…
色の"かげ"が見える!という遊び)で遊んでみたり。
また、ショーン・グラッドウェルの映像作品では、
スクリーンの前に立つと皆、自分の影をうつして大喜び。
疾走する自動車の上に作家本人が立ち上がる様子が映し出されると、
「(おしりを)押せるよ!」
と、手の影で"共演"してくれました。(写真)
じっくり味わうことと、思いっきり楽しむこと。この二つがバランスよく
同居していた、石浜小のこども達でした。
こども達の鑑賞の様子を見て、「一度トークやってみたいな…」
と、先生も思わずぽつり。
次回お越しの際には、ぜひ挑戦していただきたいと思います。
(G.I.)