2010年09月22日(水)

顔なじみのお客さま

ミュージアム・スクール
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今日は港区立赤羽小学校4年生の皆さんが来てくれました。
じつはこの学校、毎年来てくれるお得意様なのです。

今日のこども達も、3年生の時に来てくれていたのでした。
再会を喜びつつ、「MOTコレクション」(常設展)と
「こどものにわ」、二つの展覧会を鑑賞。
二度目の来館とあって、皆、現代美術館の広い空間にも
慣れている様子です。
我々学芸員の顔を見ても、「あっ、前に会った人だ!」
と憶えてくれていると、嬉しくなってしまいます。

そんなこども達にとって、一番印象が変わっていたのは
常設展入口の吹き抜け空間(アトリウム)ではないでしょうか。

天井から垂れ下がるふしぎな形と漂う香り、そして床に置かれた
クッションからの眺めが好評だったエルネスト・ネト《Flower2》に代わり
現在は透明感ばつぐんのモナ・ハトゥーム《Web》が展示されています。

前回と同じ場所で、そのときの体験を思い出しつつ、床に寝転んで
新しく生まれ変わった空間を全身で感じてもらいました。(写真)
ひんやりとした美術館の広い床が、なんとも気持ちよさそう。

顔なじみの美術館があるなんて、素敵なことですよね。
また来年も、一回り大きくなった姿を見せに来てほしいと思います。
(G.I.)

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