2010年09月12日(日)
赤ちゃんから学ぶ赤ちゃんの「心」
MOT美術館講座
今日は、「こどものにわ」に関連したMOT美術館講座の1回目が開催。
赤ちゃん学の開一夫(東京大学教授)氏をお迎えしました。
開演前から長蛇の列ができ、会場は超満員。
開始前から、赤ちゃんの鳴き声で賑わいました。
日曜日ということもあって、お母さんばかりでなく、
お父さんの姿も多数見受けられました。
開始早々「こんなにたくさんの赤ちゃんの前で話すのは
初めて」と少々戸惑い気味の開氏。
講演では、赤ちゃん学の歴史や脳科学、社会的意義など
ちょっと難しいお話もありましたが、
熱心に聞き入る参加者の姿が印象的でした。
後半は、いよいよ赤ちゃんを使っての実験。
「ものまね」や「宝探しゲーム」ほか、
鏡をつかった実験などが紹介されました。
先生の指示にしたがって、早速実験をしてみる参加者の皆さん。
今回は、赤ちゃんといっても、月齢も幅広く、
一概に実験対象の年齢でなかったということもあり、
うまくいく人もいれば、なかなかうまくいかない人もいました。
先生自身も、会場内の鳴き声に圧倒され気味で、声も枯れ枯れ。
後半はお疲れのご様子でした。
しかし、講演終了後、沢山のお母さんたちに囲まれ質問攻めにあっていました。
今回の講座への関心の高さが伺えました。
赤ちゃんを通じて学ぶ赤ちゃんの「心」。
まだまだ分からないことが多い研究分野ですが、
お家に帰ってぜひもう一度実験してみてほしいです。(G)