2010年08月24日(火)
時には体を動かして…
ミュージアム・スクール
お盆が過ぎて、夏休みもいよいよ残りわずか。
今日は、和光中学校美術部のみなさん17名がやってきました。
午前中に「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平」展を各自で鑑賞、
午後は、MOTコレクション(常設展)を学芸員と一緒に鑑賞というコースです。
皆さん好奇心がとても旺盛で、感想や質問が次々と飛び出しました。
普段から、一人ひとりが自分の意見をしっかりと持つことを
心がけているとのこと。なるほど納得です。
気がつけば、たっぷり約2時間の充実した鑑賞の時間となりました。
巨大なクモの巣の形をしたモナ・ハトゥーム《Web》では、
1階で見たあと、階段を上って3階からも皆で見下ろしてみました。
上から全体を見渡すと、下で見上げていた時とはまた違った見え方になります。
「太陽系みたい!」
「ハープみたいにつま弾くと、きれいな音が鳴りそう!」
と、色々な見え方を教えてくれました。
写真は、男子生徒の一人が演じてくれた、
クモの巣につかまってしまった人。
(写真だと、本当につかまっているように見えますね!)
おもしろそうだと思ったことは、
体を動かして思い切りよくやってみるのに限ります。
床の上に寝そべっての名演に、一同大盛り上がりでした。
ほとんどの人が初めての来館ということでしたが、
現代美術に気構えることもなく、自然体で作品に接していた
和光中の皆さん。
その柔らかい感性を大事にして、これからも制作に励んでくださいね。
(G.I.)